今日:2 hit、昨日:10 hit、合計:69,312 hit
小｜中｜大
: ページ10
撮影は最悪だった。
主に俺の心中が。
「菊池くんと中島くんもっと寄って！」
「肩に頭乗っけちゃって欲しいなー」
「そうそこ！笑ってねー」
菊池と撮るなんて聞いていなかった。
2人向き合う姿勢で顔まであと10cmくらい。
自然と顔が熱くなる。
カメラマン達の色々な指示を一生懸命にこなしていこうとした。
隣の男の方にもたれたときは本当に心臓の脈が早くなっていて意識しまくってしまった。
気づかれたら、もっと疎まれる。
その後は勝利とやマリと聡の撮影があり、個人の撮影に写った。
俺が何枚も撮ってもらったらすぐに菊池が呼ばれる。
よく撮られる流し目の菊池が本当に格好良くてこっそり自分のをチェックする合間に見ていた。そして、さっき撮られた俺の顔は微かに赤くなっていた。
「もうホントにセクシーな目だね、菊池くん！」
どこからが野次が飛ぶ。
その声に少しだけイラッとした。
そんなこと、俺の方が知ってる。俺の好きなセクシーな声。
勝手にそう考えてしまっていた。
「あははっ、そっすか」
そして、そんな彼の大好きな目が笑う時優しく細まるのがもっと好きだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 215人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
cororo(プロフ) - 初めまして。もう、最初の一文で惚れましたっ！ぱんださんの言葉がきれいで、大好きです。暑いので、お体に気を付けて無理せず頑張ってください。応援してます！ (2018年8月22日 21時) (
レス) id: 91ea2f3c57 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぱんだ | 作成日時：2018年8月7日 21時
