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昨日でちょうど一ヶ月。
今日はもう、終わる。
手の中にあるスマホは暗い室内で鮮明な光をはなっていた。
重たいような変な感覚が目を襲う。
瞬きを何度も無意識のうちにしていた。
スマホの小さい画面に表示されている、連絡先。
’中島健人’の文字がぼやけいてる。
それをハッキリ見たくなくて電源を切った。
ふっと光の消えた部屋が映る。
それでもカーテンの隙間から除く微かな月明かりが床を塗らした。
それを見て、なんともいえない感覚が、俺の胸の奥底で育っていた。
まるで俺を避ける、隠れきれない大きな人。
中島は今何をしているだろうか。
こんな時間だ、もう眠っているのかもしれない。
寝よう、と座っているベットの枕元からアイマスクを手探りで見つけ出す。
ここ暫くはこの必需品によって俺の睡眠は成り立っていた。
耳にゴムをかけ、完全に視界が無くなった。
これで何もかも見なくてすむのだ。
例えば、この気持ちの果てでさえも。
もう何年も逢えていないように思えた。
誰よりも好きな、愛しい人に。
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cororo(プロフ) - 初めまして。もう、最初の一文で惚れましたっ！ぱんださんの言葉がきれいで、大好きです。暑いので、お体に気を付けて無理せず頑張ってください。応援してます！ (2018年8月22日 21時) (
レス) id: 91ea2f3c57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱんだ | 作成日時：2018年8月7日 21時
