gear8 ページ8
【らっだぁ視点】
本当はこんなタイミングで、ミレナが鬼子だって言う予定はなかった。
出会った時、鬼のような歯が見えて、しかも匂いで鬼子だって分かった。
本当は『アイツ』の話をしてからにしようと思っていたけど、コンちゃんが気づいてしまった。
コンちゃんの『知覚』は頭で理解すると更に先に起きることがいくつか予想出来てしまう。
そのせいで、いかに鬼子という存在が危険なものか分かってしまった。
そこまで言われたら、ミレナに言うしか無かった。
事実を知ったのち、ミレナは暴れ回った。
絶望と、怒りにと、憎悪と、悲しみの匂いが特に強かった。
ミレナは泣き叫んで部屋に走って戻って行った。
喋ることが出来ないミレナはただただ叫んでるだけだった。
それでも鬼子になってしまったミレナの絶望は確実に伝わった。
きょーさんはミレナの後を追っていった。
今後について、残った3人に聞いてみた。
「ねぇ、あの絶望感を感じてさ見捨てることって出来る？」
緑色が答える。
「俺には分からない、味って口に入れないと分からないから。でもほっとく選択はない」
続けてコンちゃんとレウさんも答える。
「……まぁ、無いだろうね」
「俺らであの子のサポートしてあげるべきなんじゃないかな？」
俺は少し嬉しかった。
1人でもほっとく選択を選ぶ人がいると思ってたけど、流石運営だよ。
「じゃ、部屋片付けるか」
「「「おけー！」」」
【きょーさん視点】
ミレナは泣き疲れて眠ってしまった。
少しだけ開いている口からチラリと鬼の歯が見える。
これだけ動けば、ミレナはそろそろお腹が空く頃だろう。
しかし死んだ人しか食べれない鬼子になって、普通の食べ物も飲み物も食べれない。
ミレナはどうするのだろうか、飢餓に耐え続けるのか、人を喰らうのか。
受け入れることが出来るのだろうか。
【？？？視点】
「どうやららっだぁさんのとこに鬼子がおるらしいで」
金髪の黒スーツの男性は不敵に笑う。
軍曹服に赤いマフラーの男性は答える。
「匿ってるのかな」
それに対してサッカーのユニホームの男性は笑う。
「らっだぁさんに限ってそれは無いやろ！」
『天』と書かれた紙で顔を覆っている小さめの男性が高らかに言う。
「じゃ俺が偵察に行ってきてやるよ！」
鬼子ととあるグループが出会うまで、後2日。
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RE:0096 - 絵、上手くね.....? (2020年6月4日 14時) (
レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)
みれな(プロフ) - らべらばーさん» コメントありがとうございます！参考にさせていただきます！健康に気をつけて、これからも見て頂けると幸いです！ (2020年2月28日 22時) (レス) id: 095cac289b (このIDを非表示/違反報告)
らべらばー - 他にも、み.ど.ろ.ん.ぱの能力から取るとか……たとえば怪物とか、殺人とか覚醒とか。更新頑張ってください！！ (2020年2月28日 14時) (レス) id: 8be9f99a12 (このIDを非表示/違反報告)
らべらばー - 更新いつもお疲れ様です！ そしてエンペラーさんの能力についてなんですが、私には思い浮かばなかったので、ほわっとしたなんとなくの文だけ伝えておきます。一見チートに見えるけど、実は隠れた大きな弱点があるもの、等が個人的に好きかなぁ、と思います！ (2020年2月28日 14時) (レス) id: 8be9f99a12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mirena | 作成日時：2020年1月18日 21時
