gear46 ページ48
【らっだぁ視点】
それから20分後に落ち着いた。
運営全員を集めて全て話した。
3日後には再び帰ることも包み隠さず。
「…てな訳で、俺、行かなきゃいけないんだ、エンペラーのとこに」
「こばこだはどうするんや」
「…みんなにお願いしたいなぁって…こばさん能力者ではなさそうだったし」
「それ無理や」
きょーさんが言い放った。
「な、なんで？！」
当たり前やろときょーさんは髪をかきあげた。
「俺らも行くからや」
「え、でも……」
「でもやない」
ライの言葉が身にしみた。
確かに気付けてなかったかもしれない。
きょーさん達は、こんな風に思っていたんだ。
「分かった…じゃまた3日間よろしくな」
「ああ、もちろんや」
このことはあっさり解決した。
凄く心配していたけど、それは本当に俺が優しすぎて知らなかっただけだった。
ところでもう一つ疑問があった。
「…ミレナは？匂いしないけど」
「……それが」
レウさんが、ゆっくり語り始めた。
【レウクラウド視点】
それは、大先生達が来た時だった。
最初はちゃんといた。
ここで守って戦ってくれるということも聞いていた。
だけど、その話し合いが終わって直後のこと。
「らっだぁさんのとこに行ってくる、言いたいことがあって」
そう言伝を残して外に出てから5時間が経っていた。
大先生がタバコを吸っている時に、意味深なことを残していったらしい。
しかしそれは、まだ出ていって10分もなかったから気にしていなかった。
すぐに帰ってくるだろうから、その時に聞くことになっていた。
だけど、40分経っても帰って来なかった。
迷子にでもなったかと思って、みんなで探しに行ったんだ。
「3時間探しても、全く見つからなかった。痕跡すら残っていなかった……どんなに遠くを探しても見つからない、それで今、それについて話してた時に」
「俺らが来たと」
「俺たちのせいで、ごめん」
【ミレナ視点】
5時間走って、ようやくたどり着いた。
能力者であるから物凄い速さで走れるけど、みんなと比べるとまだまだだ。
でも着いたからもういい。
ここは長野にある私が住んでいた家があった場所。
きっと、ここの地下室だ。
「父さん……サキさん……待っててね」
もう全部思い出したから。
もう逃げないから。
もう受け入れたから。
「……よし」
1人じゃない…らっだぁさんが、いるからね。
マフラーをぎゅっと握って、歩き出した。
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RE:0096 - 絵、上手くね.....? (2020年6月4日 14時) (
レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)
みれな(プロフ) - らべらばーさん» コメントありがとうございます！参考にさせていただきます！健康に気をつけて、これからも見て頂けると幸いです！ (2020年2月28日 22時) (レス) id: 095cac289b (このIDを非表示/違反報告)
らべらばー - 他にも、み.ど.ろ.ん.ぱの能力から取るとか……たとえば怪物とか、殺人とか覚醒とか。更新頑張ってください！！ (2020年2月28日 14時) (レス) id: 8be9f99a12 (このIDを非表示/違反報告)
らべらばー - 更新いつもお疲れ様です！ そしてエンペラーさんの能力についてなんですが、私には思い浮かばなかったので、ほわっとしたなんとなくの文だけ伝えておきます。一見チートに見えるけど、実は隠れた大きな弱点があるもの、等が個人的に好きかなぁ、と思います！ (2020年2月28日 14時) (レス) id: 8be9f99a12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mirena | 作成日時：2020年1月18日 21時
