gear25 ページ25
【レウクラウド視点】
「ゾム、どうやって来たん？！」
「ああ、千里馬めっちゃ飲んできた！」
「そんなんでいいの？！」
そんなこと、どうでもいいだろ、ロボロさん。
それよりも、らっだぁ達が。
「行こう、レウさん！コンちゃん！」
どりみーが腕を揺らして促す。
コンちゃんと俺は頷いて、三人で同時に上に飛んだ。
それに気づいたゾムさんが剣を振るう。
それを躱して、ゾムさんの背後に着地する。
ゾムさんは不服そうに一瞥したが、何もしなかった。
広い瓦礫の上はまさに地獄絵図だった。
かろうじて、苦し紛れに肩を押さえているきょーさんが膝をついていた。
どりみーはらっだぁとミレナのとこに、コンちゃんはショッピ君のとこに、俺はきょーさんのとこに駆け寄った。
「きょーさん！！大丈夫？！？！無理しないで！」
「レウさんッ…！ごめん……」
「悪いことしてないから謝らないでよ！！」
「ちゃう…俺…らっだぁとミレナ…守れなかった」
【緑色視点】
「らっだぁ？！ミレナ？！」
2人とも返事がない。
「らっだぁ……？ミレナ……？」
「………ぅゔ」
「！！ミレナ！！」
「……ぅぅうゔゔ」
「ミレナ……？」
呻き声をあげ続けるミレナ、様子がおかしい。
ゆっくり、ゆっくりミレナは体を起こす。
口からボタボタと何かが垂れている。
血とよだれだった。
「まさか……ミレナ！」
「ゔゔゔゔゔぅぅぅ…！！」
鋭い目をらっだぁに向け続ける、明らかに狙っている。
ピクリともしないらっだぁの前に庇う体勢をとる。
「ダメ！！らだおくん食べちゃダメ！！」
「ゔゔぅ……血！肉！！」
「堪えて！頑張って！！ミレナ！！」
今にも飛びかかって来そうだ、ギリギリ我慢出来ているのだろうか。
「どりみー！」
きょーさんの声がして、きょーさんの方を向く。
「どりみー！今ミレナは今まで以上の飢えが来てるんや！」
あれだけ動いたんだ、元から空腹に等しかったのに戦ったんだ。
どうすれば良いのか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
RE:0096 - 絵、上手くね.....? (2020年6月4日 14時) (
レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)
みれな(プロフ) - らべらばーさん» コメントありがとうございます！参考にさせていただきます！健康に気をつけて、これからも見て頂けると幸いです！ (2020年2月28日 22時) (レス) id: 095cac289b (このIDを非表示/違反報告)
らべらばー - 他にも、み.ど.ろ.ん.ぱの能力から取るとか……たとえば怪物とか、殺人とか覚醒とか。更新頑張ってください！！ (2020年2月28日 14時) (レス) id: 8be9f99a12 (このIDを非表示/違反報告)
らべらばー - 更新いつもお疲れ様です！ そしてエンペラーさんの能力についてなんですが、私には思い浮かばなかったので、ほわっとしたなんとなくの文だけ伝えておきます。一見チートに見えるけど、実は隠れた大きな弱点があるもの、等が個人的に好きかなぁ、と思います！ (2020年2月28日 14時) (レス) id: 8be9f99a12 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Mirena | 作成日時：2020年1月18日 21時
