gear22 ページ22
【ゾム視点】
ガラクタの街を駆け抜ける。
目に見えないほどの速さで走り抜ける。
出発の直前に飲んだ千里馬という薬で速度が3倍ほどになっている。
この調子でいけば後2時間あればたどり着く。
「らっだぁさんに会えるの楽しみやなぁ！」
【ショッピ視点】
鬼子が……いや、鬼が迫ってくる。
高い所に飛んで弓を構える。
ここに登って来た瞬間に打とうと考えた。
しかし、鬼はこちらへ来なかった、らっだぁさんに近寄った。
「ミレナ！我慢しろ！！」
遠くからばどきょーさんが叫んだ。
聞こえていないであろう、鬼はらっだぁさんに手を伸ばす。
「結局は鬼なんか…」
弓を構え直して鬼子に向ける。
でもそこに、鬼子は居ない、らっだぁさんもいない。
「どこや、今の一瞬でどこに」
横から蹴りが来て言葉を遮られた。
横っ腹に激痛が走る、誰が蹴りをと見てみると衝撃を受けた。
「鬼子…？！」
その姿はツノがないだけであって目まで鬼のように恐ろしかった。
その姿を見れたのは一瞬で、後方に飛ばされた。
【ミレナ視点】
「ふーっ…ふーっ…！」
吹っ飛んだ『敵』を見届けて、視線を落とす。
腕が抱えているのは、矢が至るところに刺さって、額に刺さったところからどくどく血が溢れているらっだぁさんの姿があった。
「ら、ら、らっだぁ、さん…？」
微かに息をしているが本当に虫の息だ。
らっだぁさん…このまま死んじゃうの？ヤダよそんなの。
隣にきょーさんがやって来た。
「おい！！らっだぁ！！しっかりせぇ！！」
「……き、きょーさん……」
「らっだぁ！！今治療するから耐えろ！！目開けてろ！！」
「ミ……ミレナ…は？」
「おる！！隣におる！！」
「……俺を…食べ…ろ」
「！！ヤダ！！もう少し、だから！」
きょーさんが急いで包帯を巻いている。
頭に刺さってしまったらほぼ助からないと分かってても、もしもにかけて処置し続けた。
「いい……今、死んだら……リスナーにも…アイツにも…会える、から」
「アイツ……？」
「俺…奥さん……いたんだよね、でも……俺だけ、助かって…」
「らっだぁ！！目ぇ開けてるだけでいいから！！息しとるだけでいいから！！無理して喋るな！！」
「い、生きなきゃ、ダメ！！」
「…………」
らっだぁさんの目が閉じる、同時にらっだぁさんの目から涙が溢れる。
「？！？！らっだぁ！！らっだぁ！！！」
「…こ、呼吸…して……」
「……嘘や」
「いやあぁああぁぁぁぁあああぁぁ！！」
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RE:0096 - 絵、上手くね.....? (2020年6月4日 14時) (
レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)
みれな(プロフ) - らべらばーさん» コメントありがとうございます！参考にさせていただきます！健康に気をつけて、これからも見て頂けると幸いです！ (2020年2月28日 22時) (レス) id: 095cac289b (このIDを非表示/違反報告)
らべらばー - 他にも、み.ど.ろ.ん.ぱの能力から取るとか……たとえば怪物とか、殺人とか覚醒とか。更新頑張ってください！！ (2020年2月28日 14時) (レス) id: 8be9f99a12 (このIDを非表示/違反報告)
らべらばー - 更新いつもお疲れ様です！ そしてエンペラーさんの能力についてなんですが、私には思い浮かばなかったので、ほわっとしたなんとなくの文だけ伝えておきます。一見チートに見えるけど、実は隠れた大きな弱点があるもの、等が個人的に好きかなぁ、と思います！ (2020年2月28日 14時) (レス) id: 8be9f99a12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mirena | 作成日時：2020年1月18日 21時
