gear20 ページ20
その頃、我々だの拠点では。
【ゾム視点】
ロボロとショッピ君が出かけて3日ほど経つ。
今交戦してるのはわかってる。
能力の『脅威』で争いの感覚がひしひし伝わる。
「…ええなぁ、混ざりたいなぁ」
不敵な笑みを浮かべる自分が鏡に映る。
そこそこ長い前髪と、深くかぶっている緑のフードで目元は見えない。
でも口角を上げて歯を見せて笑う口元だけで、どんな目をしているか分かる。
そのくらい『良い』表情をしている。
「行ってもええよなぁ、らっだぁさんとこ…！」
その表情のまま武器庫に向かう。
武器庫の扉を開けると、剣や銃など武器がなんでもある。
その中から使い慣れてる物を漁る。
剣、弓矢、斧、銃……なんでもある、今回はこの剣で行くことにした。
手につかんだのは、異様なオーラを放つダイヤモンドで出来た剣。
「はぇ〜！トントン仕事早いわぁ！もう『エンチャント』ついてる！」
『エンチャント』は剣についてる付属の効果のことだ。
世界が壊れる前、実況していたゲームにあった物だ。
トントンの『想像』とエミさんの『創造』の能力で生み出したシロモノである。
あの2人がいる限り、例え画面の向こうでもこの世に存在しないものでも手に入る。
「らっだぁさん達、鬼子を匿った罪は重いで…覚悟しとくんやぞ」
剣を持って武器庫を出る。
広い施設内を歩いて玄関口を目指していると、後ろから声をかけられた。
「どこ行くねんゾム」
後ろを振り返ると、赤いマフラーを巻いた軍服姿が立っていた。
「トントン、分かっとるやろ？」
「……らっだぁさん達のとこならショッピ君とロボロが行ったやろ」
「ちゃうねんトントン、ロボロ達に合流する為やない」
「……」
「鬼子とらっだぁさん達と遊ぶんや」
トントンはため息を吐く、流石だと言わんばかりの顔だ。
「…グルさんが鬼子は危険ってゆーとるだけで、ほんまはどうか分からへんやぞ、ほんまは危険やないし、良いやつかも知れへんぞ」
「でも、ほんまの可能性もあるやろ？」
「……もう好きにせぇや」
そのままトントンは回れ右をして歩いて行ってしまった。
俺は引き続き歩く。
やっと辿り着いてドアを開ける。
壊れた世界が目の前に広がっている、繁盛していた街の面影が残ってない。
「さて…太陽が昇る方やから東か、行くか」
鬼子に『脅威』が近づいて行った。
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RE:0096 - 絵、上手くね.....? (2020年6月4日 14時) (
レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)
みれな(プロフ) - らべらばーさん» コメントありがとうございます！参考にさせていただきます！健康に気をつけて、これからも見て頂けると幸いです！ (2020年2月28日 22時) (レス) id: 095cac289b (このIDを非表示/違反報告)
らべらばー - 他にも、み.ど.ろ.ん.ぱの能力から取るとか……たとえば怪物とか、殺人とか覚醒とか。更新頑張ってください！！ (2020年2月28日 14時) (レス) id: 8be9f99a12 (このIDを非表示/違反報告)
らべらばー - 更新いつもお疲れ様です！ そしてエンペラーさんの能力についてなんですが、私には思い浮かばなかったので、ほわっとしたなんとなくの文だけ伝えておきます。一見チートに見えるけど、実は隠れた大きな弱点があるもの、等が個人的に好きかなぁ、と思います！ (2020年2月28日 14時) (レス) id: 8be9f99a12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mirena | 作成日時：2020年1月18日 21時
