勝手にシェアハウス（夜行性のイラストレーター視点）

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30分間、ずーっと殴られ続けた。

でもみんなの為ならなんて事は無い、包帯が増えるだけだよ。

土砂降りの中、外にゴミのように出された。

ゆっくりと立ち上がって、シェアハウスに帰る。

傷がしみる、歩けば痛い、帰るまで我慢。

急がないと、バレちゃう。早くしないと……

しばらく歩いていると、雨が止んで、ぼんやりと月が見えた。

それは綺麗な、三日月だった。

ふと、総統が思い浮かんだ。月のような総統。

あの子には、素晴らしい力があるのに、あの子は気付いていない。

総統はいつ気付くかな、何故総統なのかってことに。

そんな事考えながら歩いていると、空色の傘をさす人とすれ違った。

その人は、もう雨が降っていない事に気がつくと、丁寧に傘を閉じた。

その人が持っていた鞄には、総統に似てる黒猫と三日月のストラップをつけていた。

…いや、関係ないか、私には関係のない事だから、気にする必要はないよ。

足を早めた。早く帰って手当てしなきゃ、包帯巻くだけだけど。
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ドアをこっそり開ける。玄関には誰も居なかった。良かった。

急いで自分の部屋に戻らなきゃ。

慎重にかつ、急ぎ足で部屋に戻る。見つからないように。

結果、誰にも見つからず、戻って来れた。

ホッと息をついて音を立てないように部屋に入る。

あ、お風呂……どうしよう……。

明日の朝入るか…臭いけど……。

急いで包帯を巻いて、すんごい速さで布団に入った。

包帯を床に散らかしたまま…。
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いいかい？みんなには秘密だよ？
特にシオンとまほちゃんにはね。
メタい事言うけどフィクションだからね？汗
これ『ミレナ』の設定だからね？汗

夢で語る己の人生論→←みんなには秘密なんです。

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