勝手にシェアハウス（夜行性のイラストレーター視点）

そんな大げさな… ページ1

今日、新しい住人が来た、らしい。
でも、私は関係ない。
…眠い。朝はやっぱ無理。寝る。
総統の部屋の方が騒がしい。でも、関係ない。
私は絵を描いて眠るだけ。
おやすみなさい。

……んん…今何時……？
夜の……11時…うん、いつも通り。
これからが活動時間
とりあえず、あと少しで新作完成するから、がんばろ…
ーーーー30分後ーーーー
……出来た。明日にでも投稿しとこ。
のどかわいた、なんか飲もう。

リビングに来ると、ハルがいた。
『まだ起きてたの？』
hr「ミレナはおはようだね。」
『またすぐ寝るけど』
そんな会話をしながら、コップに麦茶を注ぐ。
hr「イラストの方は順調？」
『さっき完成した。』
hr「マジで？！見せて！」
『別に良いけど。』
見て、何になるのかわかんない。
スマホを操作しながら、そんな事思う。
『はい、これ。』
hr「うわっ！！流石…綺麗だね…！！！」
『……ありがと。』
分かんないな、趣味で普通に描いてるだけなのに。
その時、悲鳴が聞こえた。
その後に、シオンの元気な声も聞こえた。
接触でもしたのかな。てか、誰、今の悲鳴。
…いや、誰でも良いや。関係ない。
hr「あ、シオンにも教えなきゃ！」
『え』
待って、大げさすぎ。
固まった私のことなんて気にせず
私の腕を引っ張って、リビングの扉を勢いよく開ける。
ねえ、ハル、私麦茶飲みたい。

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