[男主]幽霊に恋された。ストーカーだった。男だった。終わった[BL]

大好き　３４ ページ35

北条 紫side





「ぼ、くもっ……好ぎ！！
大好きです"！


嗚呼、愛している！！！！
一目あった時から……！！！！」


ぎゅうぅと、
Aさんを抱き締める


Aさんも
僕を力強く抱き締めてくれる



嗚呼、僕の感情が昂っている今だけしか触れないなんて＿＿＿＿＿





哀しくもいとおしい神からくだされた罰


その罰がくだされたのは、
いつだったか...




もうじき春になる頃、
多分僕は亡くなったはずだった



衰弱死か、事故死か、普通に殺られたのか未だに分からないが………




そして、
飛べるはずもない空に浮かんでいる時僕は気づいた


自分が幽霊だということを


モノに触ろうとしても触れない



愛しい家族は、
僕が見えない


何故か僕は、
橋から身をのりだし遠い町をみているとワープ？みたいな感じで見ず知らずの場所にいた



暗くて何かがウズいていて、、、




そこは地獄だった



僕の身長より幾分か高い男が僕を天秤にのせたり、
色々なことをしていると急に男は慌て出した



僕は、
地獄にも天国にもいちゃいけない存在らしい




せっかく、
数年前に他界したおばあちゃんとお喋りしようと思ったのに


と、嘆いているといつのまにかもどされていた



幽霊なのに、
自分が地獄にも天国にもいけない存在だと何か自分を全否定されてる気がして、僕は何も考えないようにぼーっとしていた




そして、
幽霊生活がいっぺんするのは、
幸せ過ぎる今から約3か月程前に遡る＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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