ヤマト×好きな人 ページ2
私には好きな人がいる。
いま目の前にいる人。でも彼はきっと私に振り向いてはくれない。だってあなたはー。
ヤ「うるせえなブス!」
ナ「はぁ?ハゲ!」
ヤ「ハゲっていうなハゲって!」
『......』
はぁー。そう。ヤマトの好きな人はきっとナオミ。
なんでって?だって見てたらわかるじゃん?
毎日のようにこんな光景見せられたら誰だってそう思うよ。
ヤ「なぁ!ナオミのやつひでーよな?A」
『......』
ヤ「A?」
『...えっ?』
ヤ「大丈夫か?ぼーっとして。もしかして具合でもわりいのか?」
そういうってヤマトは私のおでこに手を置く。
『ッ/////』
いきなりのことで照れてしまう。
絶対いま顔赤いよ。わたし。
些細なことでもすぐ心配してくれるヤマト。
そんな優しいところに私は惚れたのだ。
でもね?その行動が今の私にはすごく辛い。
どうせ叶わないなら少しでも誤解させるような行動をしないでほしい。
ほんとは私のこと好きなのかなって自惚れるちゃうよ。
ヤ「んー。熱はねぇみたいだな」
『ッ!!触らないで!!』
バシッ
思わずヤマトの手を弾いてしまった。
ヤマトも驚いてる。もう嫌...。こんな思い。
『お願いだから...これ以上自惚れさせないで...グスッ』
ヤ「A?」
バタン
私はその場にいるのが辛くなって外に出た。
そして近くの公園にいきベンチに座り思いっきり泣いた。
しばらくして足音が近づいてきた。
顔を上げてみるとそこにいたのは
ヤ「はぁ...ばか。探したんだぞ」
汗だくになって立っていたヤマトだった。
『なんで...』
ヤ「なんでって...」
『なんで来たの?!言ったよね!お願いだからもう期待させないで...ッ!!』
一瞬何が起こったかわからなかった。
気づいたら目の前にはヤマトの顔。
そして唇に違和感。
わたし...ヤマトにキスされてるの...?
『...なんで...グスッ』
ヤ「好きだ」
『えっ...』
ヤ「ずっとお前のこと好きだった」
『うそ...だぁ...グスッ』
ヤ「嘘じゃねえよ。好きだからお前のこと必死で探してた。いますげえ治安わりいし何かあったらって思ったら気が気じゃなかった」
ヤ「ごめんな。でも俺恥ずくてよ。お前のこと意識しすぎてうまくしゃべれなくてよ。傷つけてごめんな」
『...グスッ...』
ヤ「これから何があってもお前のこと守るからよ。ずっとそばにいてくんねえか?」
『...グスッ』
私は嬉しくて泣くことしかできなかった。
だから精一杯の返事をした。
『私も大好き』
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Sun G(プロフ) - 初めまして。リクエストでタツヤお願いします!内容はナンパされている所を助けてもらうでお願いします! (2017年3月11日 9時) (レス) id: b8518a6771 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HAR | 作成日時:2017年1月28日 18時