病院 ページ5
対価が何かは分かった。
あとは此処が何処なのか、
何時の時代なのか…
それが分かればいいんだが。
あ、病院ってあるのか?
日焼け止め欲しいな。
前の世界での通貨が使えるか分からないし、
そもそも金なんて持ってない。
街の人に聞いてみるしかないな。
言語が通じればいいんだが。
『すみません。』
「ん?何か用か…って、
おま、白っ!!?」
『(あ、言葉は通じるのか。)
この辺りで働ける場所ってありますか?』
「えーと…何で働き場所を探してるんですか?」
『病院に生きたい…んですが、
生憎手持ちがないもので。』
「って、お前酷い火傷じゃねぇか!!
…しゃーねーな。俺が紹介してやる。
軍の医療施設まで行くぞ。」
「軍のとこに行くのはあまり気が進まないかもしれないけど、ごめんね。」
『(軍が国を収めているのか?)
いや、ありがとう…ございます。』
声を掛けた小さい金髪は
エドワード・エルリック
厳つい鎧は
アルフォンス・エルリック
凸凹な二人は兄弟で
しかもエドワードの方が兄らしい。
『エドワードさんの方がお兄さん…?』
「何だその疑いの目は!!?」
嘘だろ。
良守でももう少し背があったぞ。
『あー…何歳なん、ですか?』
「14だ。」
「僕が13だよ。」
「ていうかお前敬語苦手なら
無理しなくてもいいんだぜ?
見たところ同じ位だろ?」
『君と同い年だ。』
病院に行くまでの道中
兄弟にこの国のことについて聞いた。
軍が国を統治していること。
錬金術による制度があり
【国家錬金術師】という社会的地位を得られること。ただしこの国家資格を取る=軍の狗として一度招集がかかれば命令は絶対ということ。
「というか名前、まだ聞いてねぇんだけど?」
『…虎杖A。』
「イタドリ…?随分変わった名前だね。」
『虎杖は名字でAが名前。』
それからまた暫く歩いていくと
病院らしき建物が見えてきた。
受付を済まし診てもらうと
火傷が思ったよりも酷いものらしい。
このまま放置していたら
水脹れになっていたと言われた。
皮膚科専門医のもとへ行き
塗り薬を渡される。
…目にはサングラスだ。
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抹茶って美味しよね(プロフ) - 面白かったし、知ってるアニメのコラボだったのに..続き書かないんですか?続きが気になります👀もし書くなら待ってます(*^^*) (2022年4月3日 22時) (レス) @page6 id: 2e9bd0b703 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:灰簾 | 作成日時:2018年1月10日 11時