第二十話 ページ23
気がつけば、私は森の小道を走っていた。
空には無数に散らばる宝石のような輝く星
対称的に、まるで私を『逃がさない』とでも語りかけてくるかのような、
あり得ないほどに不気味に輝く満月。
そんな夜の森を、どうして走っているのかわからなかった。
しかもただ走っているのではなく、何かに怯え、逃げ戸惑っている感じ。
「うわぁあぁああっ!!」
訳もわからず、私は叫んでいた。
単なる恐怖ではなく、『死』というものに怯えるかのような、
そんな叫びを走りながら出していた。
無論、聞いてくれる人なんているわけがない。
一人という『孤独』と
理解できない『恐怖』と
予測できない『死』・・・
「うわぁあっ!?」
大きく盛上がっていた樹の根につっかかってしまい、盛大に転んでしまった。
足に怪我を負っていないか、確認するためにちらっと足を見ると
「靴を履いて・・・ない?」
裸足で今まで走っていたというのか。
一心不乱になっていたから、足の感覚がおかしくなっていたのか。
足の感覚がわからなくなる程に必死になって走っていたのは、何故?
そんなに必死になるほど、私の身に恐ろしいことが起きようとしていたの・・・?
「ああぁぁあああぁ!!!」
がばっと布団から起き上がる。
「あ・・・」
夢・・・だったのかな・・・?
怖かったので足を確認してみると、特に裸足で走った形跡はない。
「夢・・・だ」
まだ夜中らしく、窓の外から月明かりがぼんやりとさしこんでくる。
安心した私にまたもや睡魔が襲いかかり、すぐに夢の世界へと引きずりこまれていった。
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言葉少なっ!!
会話がないっ!!
うん。でも私、頑張ったよ!←
次、由希ちゃんよろしくね〜♪
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ラッキーVOCALOID
VY1
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苺煮オレ(プロフ) - 歌詞載せるの禁止ですよー あ、もしかして利用金払いました?そしたらすみません… (2015年1月20日 17時) (携帯から) (レス) id: 2a354a88e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緑音キト,由希だるま | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時:2013年4月21日 20時