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デュース

なんとか回収し、鏡の元へ向かうと長髪の女性がウロウロとしていた。気になってしまい声をかけた。




「どうしたんですか」




「君たちは誰かな?こんな鉱山に何のようで」




「あー…NRCってわかります?俺らそこの学生なんすけど〜」




エースがペラペラと女性に説明した。女性は少し考える素振りをした後僕たちに尋ねてきた。




「ふむなるほど…それなら魔法石の大きさや数、魔力量などは教えてもらったのかな?」




この言葉に女性以外の全員が固まる。やばい。測ってない。




「でも戻るなんてできねーんだぞ…?」




「たしかに戻って測る時間はない…」




「結局退学かよ!」




恥ずかしいがそれより悔しい気持ちで涙がこぼれそうになる。




すると女性が口を開いた。




「NRCは一度行ったことがある。その時色んな道具も…勿論魔法のシャンデリアも」




「「「「!!」」」」




「良かったら譲ろうか?」




ぱっと顔を上げると女性は微笑んだ気がした。仮面の下はどうなのか知らないが今はどうでもいい。




「ただ…私の望む魔法石が無くてね…?君たちが拾ってきた魔法石を見せてもらえるかな」




女性に見せると「私のと交換してほしい」と言われたので喜んで渡した。

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作者名:ぽぽん | 作成日時:2021年3月7日 6時

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