ストーキング ページ6
集めた魔法石はちゃんと返した。
再度砕いてばら撒いておいたから問題なし。
顔を仮面で隠してローブを羽織る。どうせ耳は普通の犬の獣人と大して変わらんし良いだろ。
なんて思いながら彼らが洞窟に入っていったのを目撃。
工具も持たずどうやって取るつもりだあの子ら。落ちてるの拾うつもりなの?廃鉱の鉱山だよ?落ちて何年も経ったら威力弱まるでしょ…
一年生だろうし魔法は威力も器量も無いだろうに。あぁ上げだしたらきりがない。とにかく後をつけよう。
炭鉱は扉が無いので今普通にいる訳ですがゴーストたちがうざい。
うざいけどさすがででにー。全く怖くない。
魔法は名家の従者ともあって完璧にこなした。努力と推しの力ってすごい。
探知の魔法をかけると彼らの姿がよく見えた。入り組んでないとはいえ何個か分岐点があるのにまっすぐ進んだなぁ。
「(それで良いのか監督生よ)」
当の本人は素知らぬ顔でエースたちをチラチラ見ては嬉しそうにしている。
私はちゃんと目的の場所、あのモンスターと出会わないように坑道を曲がった。
というか回収したあとどうやって魔法石渡そうか…考えねばならないな。
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作者名:ぽぽん | 作成日時:2021年3月7日 6時