30あまり3つめ。 ページ33
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『よ、しっ、』
結局、特に思いつくことはなく、Aは靴に個性をかけて走り出す。少しふらつくが、靴が勝手に地雷を避けていく。走るのは早くも遅くもないが、足の引っ張り合いをしている爆豪と轟はすぐそこだ。
と、突然後方で大爆発が起こった。
『っ、えっ！？』
思わずぴたりと止まって振り返る。と、Aの上空を、誰かが飛んでいく。
マイク「偶然か故意か──────A組 緑谷、爆風で猛追───！！！？」
あまりに予想外の出来事に、ぱっとAの顔が晴れた。そして次に誰かが目を開くと、Aの周りにはふわふわと地雷が浮いていた。
Aの個性は、"遊べる"と思う力が強ければ、自信がより"
今の緑谷の行動で、Aの中で完全に"
マイク「うおぉ、A組 加楽多！！後方に地雷投げまくってンぞ！？！！おまえのクラスやってることヤベェな！！可愛い顔してクレイジーが過ぎるぜ！？」
相澤「アイツあんなこと出来たのか。」
もはやAは体育祭などどうでもよかった。ただ、どう遊べるか、それだけしか見えてはいなかった。
マイク「元･先頭の2人、足の引っ張り合いを止め、緑谷を追う！！共通の敵が現れれば人は争いを止める！！争いはなくならないがな！」
相澤「何言ってんだお前。」
また前で爆発。緑谷と距離が離れていく。Aは特に頭を回すことはなく、走るだけだった。もう十分楽しんだから、A的には大満足だったのだ。
マイク「さァさァ序盤の展開から誰が予想出来た！？」
プレゼント・マイクの実況が耳に届く。
緑谷「今一番にスタジアムへ還ってきたその男──…緑谷出久の存在を！！」
歓声が響くスタジアムに、Aが足を踏み入れる。はあはあと肩で息をしつつ、にっこりと口角を上げた。
八百万「くっ、こんなハズじゃあ…………！」
後方で聞こえた声に、ぱっと振り返る。そこには八百万がいて、疲れきったような顔をしていた。
『……百ちゃん…？』
八百万「あっ、いや、えAさんっ！？」
『だいじょうぶ…？』
何を隠そう八百万の腰あたりには峰田が自身の個性でくっついていたのだ。
峰田「一石二鳥よオイラ天才！」
八百万「サイッテーですわ！！」
Aは珍しく苦笑いを見せたのだった。
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ちゅる(プロフ) - すごく面白くて初めて感想描いてみました、、いままで読んできた小説の中で一番設定が好きです！ (11月11日 0時) (
レス) id: aed173f286 (このIDを非表示/違反報告)
えと(プロフ) - 応援してます！ (2023年2月21日 2時) (レス) id: ee7dad60ab (このIDを非表示/違反報告)
⚪︎△ - 家での様子見てみたいです！おうえんしてます！！ (2022年12月7日 20時) (レス) id: 5a19af4b70 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - この作品一番好きです！ 応援してます！！ (2022年12月6日 22時) (レス) @page36 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 可愛い 好きすぎます 頑張ってください!! (2022年9月20日 17時) (レス) @page29 id: badda1f22b (このIDを非表示/違反報告)
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