30あまり2つめ。 ページ32
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マイク「オイオイマジかよ！！1-A、加楽多！！まさかのロボットに乗って攻略かァ！？！！」
相澤「全くもって理解出来ん個性だな」
Aは大きなインパクトを会場中に与える。歓声が響く中、Aは相変わらずにこにことしながら轟をも越して入試のロボットに乗って進んだ。
『わあ、』
第2関門。
マイク「オイオイ第一関門チョロイってよ！！んじゃ第二はどうさ！？落ちればアウト！！それが嫌なら這いずりな！！
ザ・フォ────ル！！！」
ロボットから降りたAが下を覗き込むが、まったく底は見えず、思わず声が漏れる。後ろからの轟の足音に、ぱっと立ち上がって、考え出す。
『…、どうしよう』
Aはまた無意識に服の裾を握りしめた。ぬいぐるみに頼ることのできない今、いつもの癖だった。
『…よし、』
顔を上げ、両手を広げた。そのままぱっと両手を戻す。そうすると、広がっていた綱が一気にまとまって道が開ける。
『ちょっと揺れるけど、たぶん、だいじょうぶ、』
ぎゅう、とまた服の裾を握りしめ、ゆっくり1歩踏み出した。そうして、ふ、と息を吐くと一気に駆け出す。するとAの前のロープは集まって道を作る。
Mt.レディ「ねえちょっとすごい個性じゃないですか？あの子。」
シンリン「どんな個性だ？」
デステ「仕事しろ」
走って走ってAは第2関門を駆け抜けた。はあ、ともう一度息を吐くと笑ってまた走り出す。現在1位。
マイク「すげェな、あいつ！！ロボ操ったり縄まとめたりよ！！チートかよ！！」
相澤「うるせぇ…」
後ろで飯田がカッコ悪ィと実況されているのに若干の興味を惹かれつつ、真っ直ぐ走った。
「1位も2位も圧倒的じゃんか。」
「個性分からなすぎだろ1位のやつ。」
「2位は素の身体能力と判断力がズバ抜けてる」
「そりゃそうだろ、あの子、フレイムヒーロー"エンデヴァー"の息子さんだよ。」
客席もざわつき出す。Aは体力に若干の危うさを感じながら第3関門まで辿り着く。
『あぶ、な、い』
ぴた、と靴を止めてAは慌て出す。目の前は特に目立った障害物はない。だが、地面には無数の地雷があった。
『ど、しよ、…』
操れたとして、この数全部は無理だ。ましてや地雷なんかで遊んだことは無い。プレゼント・マイクの実況を聞き流しながら、Aは頭を回す。
そうしたら、両隣を爆豪と轟が抜いて行った。
『あ、っ、』
はっとしたA。服の裾を握りしめた手を解いて、にこっと、いつも通りに笑った。
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ちゅる(プロフ) - すごく面白くて初めて感想描いてみました、、いままで読んできた小説の中で一番設定が好きです！ (11月11日 0時) (
レス) id: aed173f286 (このIDを非表示/違反報告)
えと(プロフ) - 応援してます！ (2023年2月21日 2時) (レス) id: ee7dad60ab (このIDを非表示/違反報告)
⚪︎△ - 家での様子見てみたいです！おうえんしてます！！ (2022年12月7日 20時) (レス) id: 5a19af4b70 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - この作品一番好きです！ 応援してます！！ (2022年12月6日 22時) (レス) @page36 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 可愛い 好きすぎます 頑張ってください!! (2022年9月20日 17時) (レス) @page29 id: badda1f22b (このIDを非表示/違反報告)
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