20あまり4つめ。 ページ24
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耳郎「A、立てる？」
耳郎が右手を差し出すと、Aは頷いて手を取って立ち上がった。ちょうどそのとき、クラスメイトと入ってきた扉が乱暴に開けられた。
入ってきたのは───
「「オールマイト！！？」」
平和の象徴、オールマイトだった。
上鳴「これで勝ち確ゥ！！」
ぱっぱっとコスチュームの裾を手で払い、Aは八百万の見ている方向へと靴先を変えた。
八百万「とりあえず、もう一度あそこへ！！」
未だ黒い霧のいるであろうその場所。が、Aは相澤のいる広場を気にかけていた。
そのとき、いつの間に近寄ったのか、はたまた個性か、上鳴が捕まっていた。同時に、何かが天井を突き抜けた。
「手ぇ上げろ、個性は禁止だ。使えばこいつを殺す。」
突き抜けたものの正体を確かめることも出来ず、上鳴を人質にされてしまう。
八百万「上鳴さん…！！」
耳郎「やられた…！！完全に油断してた……」
『………。』
手を挙げつつ、Aはぐるぐると頭を回す。
「同じ電気系個性としては、殺しはしたくないがさしょうがないよな。」
耳郎「全滅させたと思わせてからの伏兵……こんなことも想定できていなかったなんて…」
八百万「電気系…！恐らく轟さんの言っていた通信妨害してる奴ね…！」
ぱっとAが顔を上げる。上鳴をまず助ける、敵はそれからだ。
「そっちへ行く。決して動くなよ」
耳郎「…上鳴もだけどさ…電気系ってさ"生まれながらの勝ち組"じゃん？だってヒーローでなくても色んな仕事あるし、引く手数多じゃん」
八百万「何を…」
『響香ちゃ、』
耳郎「いや純粋な疑問ね？なんで敵なんかやってんのかなって………」
八百万とAは同時に気付く。耳郎は自分の個性であるイヤホンジャックのプラグを伸ばしていた。会話で気をそらし、プラグさえ繋ぐことが出来ればノーモーションで攻撃出来る。
が、
「…………気付かれないとでも思ったか？」
上鳴「ウェイ！？」
そう甘くはなかった。
「くっ！！」
「子どもの浅知恵など馬鹿な大人にしか通じないさ、ヒーローの卵が人質を軽視するなよ。おまえ達が抵抗しなければこのアホは見逃してやるぜ？他人の命か、自分らの命か…！さぁ…動くなよ…」
『響香ちゃんの、おかげだ』
Aが言ったときだった。敵が気づくときには遅く、首元には刀が突きつけられていた。
耳郎「さっきの…！」
八百万「いつの間に…！」
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ちゅる(プロフ) - すごく面白くて初めて感想描いてみました、、いままで読んできた小説の中で一番設定が好きです！ (11月11日 0時) (
レス) id: aed173f286 (このIDを非表示/違反報告)
えと(プロフ) - 応援してます！ (2023年2月21日 2時) (レス) id: ee7dad60ab (このIDを非表示/違反報告)
⚪︎△ - 家での様子見てみたいです！おうえんしてます！！ (2022年12月7日 20時) (レス) id: 5a19af4b70 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - この作品一番好きです！ 応援してます！！ (2022年12月6日 22時) (レス) @page36 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 可愛い 好きすぎます 頑張ってください!! (2022年9月20日 17時) (レス) @page29 id: badda1f22b (このIDを非表示/違反報告)
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