10あまり2つめ。 ページ12
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結局、緑谷は見込みゼロと判断されていたものの、個性の創意工夫が功を奏したのか、クラスメイトに並ぶ大きな記録を出したのだった。
その後は、Aの個性が特に発揮される種目は無く、個性把握テストは終了となった。爆豪が緑谷に突っかかっていったり、と中々に濃い時間ではあったが。
相澤「トータルは単純だ。各種目の評点を合計した数だ。口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括開示する。
ちなみに除籍はウソな」
「「「…………！？」」」
相澤「君らの最大限を引き出す、合理的虚偽」
にや、とでも効果音が着きそうな笑みを浮かべる相澤。呆れながらも文句を飛ばすクラスメイト。
八百万「あんなの嘘に決まってるじゃない…ちょっと考えれば分かりますわ…」
Aは後ろで八百万が言った言葉に、にこりと目を細めて、首を傾げた。ほんとにそうかな、とでも言いたげに。
相澤「そゆこと。これにて終わりだ。教室にカリキュラム等の書類あるから目ぇ通しとけ。緑谷、
モニターから表示された個性把握テストの結果、Aの名前の左には"7"の字が。7位を示されたその字にAはにっこりと笑った。そのまま更衣室に向かおうと、靴の向きを変えた。
葉隠「あれ、もう行っちゃうの、Aちゃん！！」
芦戸「私も行くー！！！！」
耳郎「ちょっと待ってよ、A」
蛙吹「皆で行きましょ」
騒がしくなった両隣。Aは静かに口角を上げた。更衣室で待ち構えていたキツネのぬいぐるみにびっくりするのはまた別の話。
『……楽しかった。』
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根津「相澤くん、お疲れ様！」
相澤「校長…」
根津「どうだい？初日は！」
相澤「特に。まぁ今年は多少マシな程度。」
根津「そうかい、よかった！それからね、君のクラスの加楽多Aさんなんだけどね、
根津が言った言葉に被せるように、相澤はきっぱりと言い切った。
相澤「アイツの、加楽多の意思がわからん限り、保護者がなんだろうが、俺はアイツを育てるだけです。」
相澤の言葉に、根津はにこりと笑った。
誰かを救えるようになりたいと願った娘を認めてやれずして何が母親か。相澤はAの生徒資料をそっと机に置いた。
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ちゅる(プロフ) - すごく面白くて初めて感想描いてみました、、いままで読んできた小説の中で一番設定が好きです！ (11月11日 0時) (
レス) id: aed173f286 (このIDを非表示/違反報告)
えと(プロフ) - 応援してます！ (2023年2月21日 2時) (レス) id: ee7dad60ab (このIDを非表示/違反報告)
⚪︎△ - 家での様子見てみたいです！おうえんしてます！！ (2022年12月7日 20時) (レス) id: 5a19af4b70 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - この作品一番好きです！ 応援してます！！ (2022年12月6日 22時) (レス) @page36 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 可愛い 好きすぎます 頑張ってください!! (2022年9月20日 17時) (レス) @page29 id: badda1f22b (このIDを非表示/違反報告)
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