その四 ページ4
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『姉さん、雄英高校の受験票、どこに置いたっけ。』
朝。今日は雄英高校の受験の日。忘れ物を確認しながら、受験票の場所を姉に聞いた。姉は現在高校2年生で、今日はねじれちゃん？だっけ、と遊びに行くらしいから朝からオシャレだ。姉さんは雄英高校に通っているわけではないけれど。
姉「え？あーもう！Aったら！リビングの机のファイルに入れたでしょ！」
『あれ、そうだった、っけ。ありがと、行ってくる〜。』
姉「なんで聞いたのに持っていかないの！？」
『あぁ、そっか。』
はっとして振り返ると、リビングから兄がにこにこしながらやって来るのが見えた。兄は現在大学1年生、というのは建前で、ヒーロー活動をしている。何やらNo.3ヒーローのサイドキックらしいけど、わたしは知らない。
兄「緊張してんなぁ、頑張れ〜。ほい、これだろ。行ってら！」
姉「車とか気を付けるんだよ？」
『んー行ってくる〜』
いつも通り駅までゆっくり歩いて電車に乗る。いつもより速く着いた気がした。
『ひっっっろ。でっっっか。』
雄英高校は思ったよりずっと広かった。そうしたら目の前の地味な男の子が、1歩踏み出そうとしてコケかけた。というのも、茶髪の女の子が個性で浮かしたらしいから。
「私の個性。ごめんね、勝手に。でも転んじゃったら縁起悪いもんね！緊張するよねえ、」
「へ…あ………えと…」
「お互い頑張ろう、じゃー」
「(女子と喋っちゃった)
おっおっ、おぉおおおお」
変な子。構わず会場に向かうことにした。会場につくと、わたしの隣はなんか、こう、かっこいい感じの女の子だった。前髪ぱっつんで可愛さもある、まぁ話しかける勇気なんて無かったけど。
マイク「今日は俺のライヴにようこそー！！！エヴィバディセイヘイ！！！」
声でっかーい(棒)
うるさいくらいに大きな声のその人はプレゼント・マイクと言うらしい。パンフレットにでっかく書いてあった。
マイク「こいつぁシヴィー！！！受験生のリスナー！実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ！！アーユーレディ！？」
そこからはぼんやり話を聞き流していたから内容をほぼ把握しないまま会場へ来てしまった。
「あっ、さっきの」
『…あ、かっこいい感じの子。』
「かっこいいって…ありがと…ウチ、耳郎響香。アンタは？」
かっこいい感じの女の子は耳郎響香ちゃんと言うらしい。可愛くて気に入っちゃった。
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紫色のガラス細工 - ｽｷ…ｱｯｱｯ…ｽｷ…ｱﾘｶﾞﾄｳ…神… (2022年8月24日 15時) (
レス) @page7 id: 82080fd69f (このIDを非表示/違反報告)
sonomegu1216lov(プロフ) - 推される感覚がたまらんです‼️続き待ってます❗️！ (2022年8月12日 20時) (レス) @page7 id: 3cc1dc0b19 (このIDを非表示/違反報告)
かなめ(プロフ) - 好きです！！素敵な作品をありがとうございます！！！楽しみに待ってます(*^▽^*) (2022年8月12日 8時) (レス) @page7 id: 1a6eb8e008 (このIDを非表示/違反報告)
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