その三 ページ3
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『騒がしいなぁ……』
わたしが学校から出て駅まで走っていると、何やらとても騒がしかった。足を止めてそちらを向くと、何だか緑のどろどろしたヤツが暴れていた。周りのヒーローは分が悪いらしい。
『わぁなんで燃えてんの…？こわ…』
あのどろどろ、火も出せるんか…？いや、誰か人質がいる感じかな…？まぁ、対して興味分かんし。と、思ったがどうやら電車が遅れているらしかった。朝も止まってたのに、全く
仕方なく時計台の下に座る。暇だ何だと考えていると、茶髪の女の子が走ってどろどろとしたヤツの方に向かおうとしていた。
『ねぇ、』
「は、いっ！？！！？」
『そっち、危ないよ。ほら、ちょっと遠回りだけど、あそこの横断歩道通らないと、車、危ない。』
「へっ、あ、えっ！？好き！！！！」
『横断歩道が…？そ、そう。よかったね』
「ぁあぁあ……今世で12年…まさか幼なじみじゃないかと期待して隣の改札が田口だった時の絶望感…あああ顔がいい…やっぱり最推しがんわいい…ちゅき…あああやっと逢えたね、愛してるぅぅぅぅ…」
ぶつぶつ言ってるその子。ちょっと引きつつ、黙っていると突然降り出す雨。びっくりしてつい女の子の手を取った。何か血を吐いた様な音がしたけれど、お構い無しに駅の屋根下まで連れて行く。
『女の子は、体冷やしたらだめだから』
「ｱｯすき……」
『ねぇ、あの
「エッ、ｱｯ！！かっちゃんの活躍がぁあ…まぁいっか、最推しがお手手繋いでくれたし、声聞けたし、…え？最高では？しねるくね？？？うんわ、オールマイト雨降らしてくれてありがとうぅぅぅぅ」
変な子。ぱっと手を離して時間を確認して定期券を出す。多分もうちょいで電車復旧するだろうし。
『じゃあ、ばいばい。気を付けて帰ってね。』
「ｱｯ、すき…ありがとうぅぅぅぅ…」
こうして電車の中で名前聞くのを忘れたことに気づく。まぁ、いっか。
あとから姉さんに聞いたけど、どろどろはニュースにもなったらしい。
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紫色のガラス細工 - ｽｷ…ｱｯｱｯ…ｽｷ…ｱﾘｶﾞﾄｳ…神… (2022年8月24日 15時) (
レス) @page7 id: 82080fd69f (このIDを非表示/違反報告)
sonomegu1216lov(プロフ) - 推される感覚がたまらんです‼️続き待ってます❗️！ (2022年8月12日 20時) (レス) @page7 id: 3cc1dc0b19 (このIDを非表示/違反報告)
かなめ(プロフ) - 好きです！！素敵な作品をありがとうございます！！！楽しみに待ってます(*^▽^*) (2022年8月12日 8時) (レス) @page7 id: 1a6eb8e008 (このIDを非表示/違反報告)
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