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充電 ページ11

彼 女 サ イ ド 。


「はあ、」

仕事からの帰り道。
真っ暗な夜の道を一人で歩く。

夜が遅くなる時は連絡して、って
裕翔から言われてるけど
今日はとてもそんな気分じゃなくて。

っていうか、今彼に会ってしまったら
このイライラをぶつけてしまいそうで
怖いだけ。


『お前の代わりはいくらでもいる』

『お前なんて必要ない』


上司から言われた言葉が
頭の中をループする。
忘れたくても忘れられない。


そもそもあのミスは部下のものであって、
私は関係ないし悪くない。
…そんなことを今更言ったって
言い訳にしかならないんだろうけど。


考えれば考えるだけ涙が止まらなくて、
もうすぐ家だから止めなきゃって
無理やり涙を引っ込めた。

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作者名:吉崎玲凰 x他2人 | 作者ホームページ:http://MAI,Fuka  
作成日時:2016年5月23日 23時

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