6話 ページ6
ご飯を詰め込みいそいで自室に戻ろうとするとグルッペンが私に「後で総統室に来い」と言った。
なんだろうかと疑問をたくさん持ったが、今はこの気持ち悪さと吐き気で大変だ。
し 「Aちゃん、顔色が悪いよ」
『ごめ...吐きそう...』
し 「ちょっとごめんよ」
ペ神はそう言って私を担いで自室に急いで戻ってくれた。ペ神には迷惑かけてばっかだ。
自室に着きトイレに向かう。ペ神は「薬持ってくる」と言っていたが、幹部の常備薬はいつも持っている。ペ神なりに気を使って出て行ってくれたのだろう。
gr side
これは想像以上にやばいのかもしれない。
Aがすぐに自室に戻っている理由も分かったし最近顔色が優れないのもこのせいだ。それにあんなに大切にしていた髪の毛をばっさりと肩の位置まで切ってしまったのも。
遅すぎたか。
これから謝れるのだろうか。
そんなことを夕食中ずっと考えていた。でも当の本人は急いでご飯を食べ自室に戻ろうとした。謝るしかないと思いAに｢総統室に来い」と言った。少し上から目線過ぎたかと思ったが俺にはこの言い方しか思いつかなかった。
するとAは小さく頷きふらふらと食堂を出ていった。その後をペ神が急いで追いかけた。これまでにないくらいペ神は焦っていた。
鬱 「Aちゃん、髪切っとったな」
大先生が誰も言わなかった言葉を言った。
少し苦しそうな顔をして。
ゾ 「なんでお前らってそんなんなん？」
ゾムが苦しそうに話した。
そのゾムの言葉にシャオロンとコネシマが突っかかる。
シャ 「どういう意味や」
コ 「何が言いたいねん！」
これは幹部内で関係がギスギスしてしまう。
そう考えていたら食堂のドアが勢いよく開いた。
し 「はいはーい。みんな落ち着きな。頭冷やしな。」
ペ神だ。
こういう時のペ神は頼りになる。
し 「ねぇ、みんなに言うけどさ。Aちゃんなんかみんなにしたかな？」
ペ神のこんなにも低く怒っているのが手に取るようにわかる声を聞いたのは初めてで全員が震え上がっていた。そしていつもガヤガヤ活気のある食堂は冷え上がった。
し 「もうちょい考えて行動しなよ？」
逃げるようにして全員が食堂を後にした。残っているのは俺とトントンとペ神。3人の間に静かな空気が流れた。そんな中口を開いたのはペ神だ。
し 「グルッペンがAとこに行きなよ。今Aは動けるほど元気じゃない」
グ 「おう。」
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3030997 - お前無能なのか……じゃあ僕は無能より下だね！どんくらいしたかって言うとうんちだようんち (2020年10月14日 15時) (
レス) id: 7b09c37ff3 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 読み終わった瞬間なみだが・・・・・お疲れさまでした！！ (2020年3月24日 21時) (レス) id: b76d909f9d (このIDを非表示/違反報告)
ラーク(プロフ) - 泣いてしまった……作者様本当にお疲れ様でした！ (2019年10月12日 23時) (レス) id: c80cc5bfcc (このIDを非表示/違反報告)
くるとん - 自然と涙が出てくるとっても感動するお話でした。お疲れ様でした！ (2019年3月31日 23時) (レス) id: a021f3fe97 (このIDを非表示/違反報告)
夏猫(プロフ) - 感動したたでぇー(´；ω；｀)マジで泣いたぁ〜!( / _ ; )ｲｲﾊﾅｼﾀﾞ〜 (2019年3月30日 16時) (レス) id: 1e7a204824 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴ | 作成日時：2019年2月5日 22時
