KZ Family

‥ ページ3

この２人は終わらないんだよね。
まぁ、今日は臣のが強くてアーヤはほぼほぼ着替え終わってるからこっちとしては良かったけど。

俺もみんなも自分の支度を終えて、各自家を出た。

典｢いってきまーす。じゃあな、彩。｣
彦｢いってきまーす！アーヤ、またあとでね。｣
臣｢いってきまーすっ！アーヤいい子にしてろよ！｣

で、俺はアーヤをバスまで送って行こうとしたんだけど、今度は靴を履くのを嫌がってる。

彩｢おくちゅないないの。｣
｢お靴履かないと保育園行けないよ？｣
彩｢いいの。保育園行かない。｣
｢……｣

どう言っても履かなそうだから、しょうがない。
靴持ってアーヤの足突っ込んだよ。←

アーヤはこれでもかってぐらいに抵抗したけど。
そのままアーヤ抱っこしてバス停までダッシュ。

俺、ずっとサッカーやってたからギリギリセーフ。

バスの先生にも挨拶して、アーヤを乗せようとしたら今度は離れない。

けど、流石は保育園の先生。
上手いことアーヤを俺から離してバスに乗せました。

アーヤはちょっとグズりかけてたけど…
とりあえずばいばいして俺も学校へ急いだ。
俺も学校あるからね。





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そうそう、俺達がなんで俺達だけで生活してるのか言ってなかったな。

俺達の親父は世界中を回ってて(仕事で)お袋はそれについて行ってるって感じかな。

だから結果的に俺達だけで生活してる。

ま、子供だけだから大変なこととか色々ある。
俺は長男だから必然的にそれが多いし。
でも、だからってこの生活を投げ出したいと思ったことはない。
あいつらがいるから。
…いや、いてくれるから、の方が近いかな。
みんながいてくれるから俺は頑張れる。
正直なところ、４人の面倒見るのがしんどい時はあったよ。
特にアーヤなんかまだ幼いしね。
でも、和典や和彦は手伝ってくれるし、臣もなんだかんだ言ってアーヤのこと見ててくれる。
アーヤもね、わがままな時あるけど家を明るくしてくれてるし。
普段は言わないけど感謝してる。
てことで、俺の毎日は充実してるよ。

助けてもらってるんだから、その分何かはしないと。

みんなの笑顔は俺が護るから。

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