ママぁ〜(泣) 番外編

20 太輔の恋愛事情。 ページ20

兄ちゃんが付き合い始めてから中学を卒業するまで、オレも何人かの女の子と付き合った。


オレの事を好きな女の子から告白してくれて付き合う。

別にその子の事は好きでもなんでもなかったけど。


でも、毎回女の子の方から振られた。



…しかもみんな同じ理由で。





『Aくん、私の事なんか好きじゃないでしょ。いつも誰見てるの？』


態度に表しているつもりはなかった。
見てるつもりなんて…なかった。

自然に目で追ってしまってただけ。
私の事なんか好きじゃない？そうだよ。



誰よりも……









兄ちゃんが好きだから。


宏「今日から高校生かー！」

裕「結局みんな同じ高校っていうね笑」

俊「まあ、いいじゃん！オレがいて嬉しいしょ？裕太♡」

マ「私、受験頑張ったし！」

宏「マイコバカだからな！笑」

マ「宏光は賢いからいいよねー。」

宏「感情がこもってないぞー。」

マ「込めてないから当たり前ですー。」

裕「はい、そこイチャイチャしな〜い。」

これからもこんな感じか。

ちょっとツラいな。

オレ多分、そこらへんの女子には負けないくらい一途だわ。

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