ママぁ〜(泣) 番外編

11 たんまみ〜やの絆 ページ11

俊哉side

「ゆっうったー！」

裕「なに。ウザいんだけど。」

ツンデレ玉ちゃん。

オレらって仲いいけど裕太がツンツンしててオレがウザ絡みしてるように見られること多いんだよね〜。


『なにあいつキッモ〜。』


『インキャのくせに玉森くんにベタベタくっついてイキってるし。』


『てか人が嫌がってるのわかってないの？中二病で運動できなくてKYっていいとこないじゃんw』



それはそれは反感を買うわけで。

女子ってこえー！

中二病ってなにそれ美味しいの？☜


いつもニコニコしてるオレでもさすがにツラくて。

「……。」

裕「…おいしょっと。」

裕太が立ち上がった。

あーあ、裕太まで離れて行っちゃうか。そうだよね。こんなヤツと一緒にいたくないもんね。






裕「なにお前らキッモ〜。1人の時はインキャのくせに周りとくっつくとイキってるし。てか人が傷ついてるのわかってないの？勉強できなくて男に媚び売って悪口だけは上等に言っていいとこないじゃんw」

『…っ⁉』


「裕太⁉」

裕「そのくらい言えよな。意気地なし。」


昔からそう。

保育園の時から、裕太はオレを守ってくれる。

「でもそんなこと言っちゃダメじゃない？さすがにキツイよ。」

裕「なんで悪口言われてるヤツにまで優しいんだよ。キツイつったって、あいつら3分の1だろ？お前3倍受けてんだよ。オレが黙ってられねー。」

「裕太…」

裕「いつまでもオレがそばにいてらんねーんだからな。自分で言えるようになれ。」

「うん、ごめんね。」

裕「…別に。」

最後にはツンデレ玉ちゃんに戻っちゃう。

褒められるの苦手だよね。

だからこそ褒めたくなっちゃう。

裕「なっ、何ニヤニヤしてんだよっ！」

「ぐふっ！」

タイキック、ごちそうさまでぇ〜す。☜

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