白い悪魔と呼ばれた女兵士《進撃》２ (ページ1)

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翌日。

今日はAの能力検査だったが、予想外のハプニングが起きてしまった

ハンジ｢A…きっといつか元に戻るよ、落ち込まないで｣

エレン｢そうですよ、元に戻るまで俺達協力しますから｣

A｢ごめんね…まさかこんなことになってるなんて、｣

Aが持っていた能力、神経を極度に集中させると半径1kmの広範囲で周囲を崩壊させる

エレンとの遠距離においての意思疎通

小さなポルターガイスト現象

これら全てが全くもって使えなくなっていた。

ここにいる俺を含めた全員が、誰1人として予想していなかっただろう

目に涙を浮かべ、きつく唇を噛み締めて小さく震えている

リヴァイ｢ハンジ、今日はもういいだろう。エレンも体を休めろ｣

エレン｢はい…Aさん、落ち込まないで下さいね。ハンジさんが原因を探してくれますから。｣

小さく頷いて、俺が声をかける間もなく走り去ってしまった

ハンジ｢…まだしっかりとは分からないけど、恐らくショックでああなってしまったんじゃないかな。一時的なものだといいけど…｣

…こればっかりは時間をかけるしかなさそうだ

その後、ハンジとエレンに休むよう声を掛けて、Aの後を追った

俺としては目を覚まして、体を動かせるまで回復したことが何より嬉しかったが…

Aにとっては相当のダメージなんだろう

俺がなにかしてやれること…

数える程しかないが、何も無いよりマシだ

元気になってくれればいいんだがな。