【SVT】key. (ページ43)

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頭の上で携帯が震えた。

JS「…ヨボセヨ」

=泊まりとはね=

JS「ジョンハナ？」

=相手確認してから出て(笑)=

JS「時間かな」

=そうだね。まだちょい早いけど=

JS「わかった。戻るよ。
あ、スンチョルって起きてるかな」

=隣にいるけど=

JS「変わって？」

その後、スンチョルにお願いがあるんだけどって
相談をしたら

=んー…まぁ、気をつけるなら=

JS「ありがとう。Aにも聞いてみる」

=早めに戻ってこいよー=

JS「うん」

電話を切ると

「ん…おはよ」

JS「ごめん、起こしちゃった？」

「ううん…大丈夫」

まだ寝惚けているのか
素肌のままのAがくっついてくるから

JS「A〜朝からはちょっと大変」

「そんなんじゃないもん」

JS「可愛いね、本当に」

静かに頬に口付けをすると
もうって照れたようにしながら目を開けた。

そのまま徐に服を拾い出して
身につけていくAの背中に

JS「ねぇ、一個お願いがあるんだけど」

「ん？」

JS「合鍵ってもってる？」

「あるよ。えっとね…」

服を着た彼女は玄関へと向かって行った。

少ししたら戻ってきた彼女の手に握られた合鍵。

「これだけど…」

JS「これ、もらっても良い？」

「え？…私は構わないけど…」

JS「ありがとう」

Aからもらったプレゼントの箱を開けて
それを付けると

JS「ふふっ、鍵に小さい鍵が付いてるの可愛いね」

「本当(笑)」

そんなAの首元にも鍵。

「何か鍵ばっか(笑)」

JS「俺の心を開けたからね」

「なんかあっという間だった」

JS「これからも一緒でしょ？」

「ジスが飽きなければね(笑)」

JS「俺は飽きないよ？」

「私も飽きないよ。
ジスも私の心を開けたの。
だから今度は鍵をかけなきゃ(笑)」

JS「そうだね(笑)」