【SVT】key. (ページ32)

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次の日、朝起きると…
というか眠れなくて一足先に外に出てみたら

「寒っ」

JH「風、ひくよ」

「あっおはようございます」

JH「おはよう」

「早いんですね」

JH「んー、たまたま」

「…ありがとうございました」

JH「ん？」

「前に、助けてもらって…」

JH「いやいや。何もしてないよ」

「…楽しかったですか？」

JH「うん。皆んなも。
Aちゃんは？」

「楽しかったです。久しぶりに
良い思い出のクリスマスになりました(笑)」

JH「そう？なら良かった」

何があったのかとかは聞かれなくて
寒いねーって言いながら2人で外にいたけど

JH「中入ろ！」

「はいっ」

急いで中に避難すると

JS「A、起きてたの？」

「あ、ジスおはよ。
眠れなかったの」

JS「何だ、それなら言ってくれたら良かったのに」

「だって…」

JH「シュア、出発まで寝てるから。
後2時間くらいあるし」

JS「わかった」

ヒラヒラと手を振ってこの場を去ったジョンハンさん。

JS「座る？」

「うん」

端にある2人掛けの椅子に座ると
外が見えて少しぼーっとしていたら

JS「眠くない？」

「大丈夫だよ(笑)」

JS「…つけてくれてるんだね」

「うん。外せないよ…
あっ帽子は後で返すね？」

JS「いいよ。あげる」

ジスはそっと笑いかけてくれた。

本当なら嬉しいはずなのに
何処か不安が押し寄せるのは何でだろ。

JS「Aと会ってから
まだ少しだけどなんか沢山の出来事が
あったよね」

「うん。それは思う。
まさか、SEVENTEENがその辺を
歩いてるなんて。ましてや同じ所に
住んでるなんて考えもしなかった」

JS「そういえば、僕達のこと、知ってたの？」

「知ってるよ(笑)
全員の名前も顔もわかるもん」

JS「そっか(笑)」

ありがとう。って小さく言われて
思わずジスの方を見たら…

目が合った。