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「さてっと」
一晩寝てから心機一転
身支度を整えて今日は買い出しと職探し。
どんな職場が良いかなとか色々考えながら
必要なものを揃えていく。
ふと目に止まった、カフェテリア。
「誕生日…？」
あー…なるほど。やっぱりこの目元、間違いなかった。
アイドルの誕生日をお祝いする仕様の店内が見えて
やっぱり昨日の人は…そう思わされるのに
時間はかからなかったみたい。
「えっと…これと…」
調べながらも買い物を済ませて
仕事を探すのにも何をしたら良いのだろうとか
考えていた。
ちょっと荷物が増えたこともあって
一度家に戻ろうとエントランスを通った時
エレベーターから人が…って
すごい人数降りてくるんだけど…
その中に
JS「あっ」
「あっ」
ほぼ同時に声が重なった。
SC「どした？」
JS「昨日の子」
SC「へぇ」
私の疑問は確信へと変わった。
JS「先行って、すぐいく」
SC「遅れんなよ」
何かを話してるけど早い言葉で
聞き取れないし、近づいてくる彼は
JS「持つよ。行こう」
「え、あの！」
JS「シー…」
「あっごめんなさい」
手に持ってた荷物を玄関まで運んで…
って部屋、バレてるし。
JS「先に開けて」
「え、ちょ」
慌てて鞄から取り出すと金属音を立てて鍵が落ちた。
JS「大丈夫？(笑)何もついてないの？」
「まだ、つけてなくて…」
JS「えーっと…」
鍵を受け取り玄関を開けて
荷物を受け取って中に入れてる時に
彼は何やら鞄を探していた。
JS「鍵貸して？」
「え、あ、はい…」
JS「…とりあえずこれ」
「これって…」
鞄からもう一つ同じ様な鍵を私のにつけた。
キーホルダーにしては凄い精密で
どこか開けれるんじゃないかな？っていう程。
それにキーリングのラバー…
JS「じゃあね」
「あの、ありがとうございます！
何か、お礼…」
JS「じゃあ、名前を聞いても良い？」
「A…です」
JS「ありがとう。Aちゃんね」
またねって、手を振って去っていた背中を
ぼーっと見つめていた。
「やっぱりそうだよね…」
付けてくれたキーリングには名前が入っていた。
「Joshua…」
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Chii。(プロフ) - ひなさん» コメントかなり前にいただいていたのにすみませんでした。大好きと言っていただけて嬉しい限りです！これからもご愛読頂けたら幸いです。本当にありがとうございます。 (5月9日 21時) (
レス) id: fc4ba5df33 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - この作品大好きです (1月15日 3時) (レス) @page49 id: a9806193c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chii。
| 作成日時：2022年1月25日 0時
