・ ページ4
Blue
『んぅ、はぁっ、っはぁ』
突然意識が戻った
真っ暗な暗闇から急に光が入ってきて思わず目を閉じた
風 よかった、兄貴、
『は、風磨…』
風 今おかしいなってところどこ？体
おかしい、？わかんない
今はなんか元気で辛くもない
『…ないけど』
風 そっか、大学いつから？
『午後』
風 勝利たちもう学校行ったよ
俺はあと1時間後からだけど
兄貴は行けそう？
『うん、』
今はなんともない、大丈夫
風 無理はするなよ？
風磨に心配されたけどそのあと風磨が家を出たあとも何もなくて
本当に疲れているだけなんだなって、
今日は念のため最寄り駅までもバスで行けって風磨に念入りに言われたから
しっかり言うこと聞いてバスに乗った←
大学でも何もいつもと変わらなくて
体調も大丈夫だった
あのめんどくさい友達も相変わらずの絡み方をしてきたし
それ以外は特に困ったこともない←
無事大学での半日を終えた
けど、最寄り駅につく頃にはもう空には星が広がりすっかり夜だった
早く帰らないと風磨に心配かける
バスに乗るという選択肢が頭にはなく俺は歩き出した
大丈夫、何もない、怖くない
震える手を隠すようにして自分に伝える
最初のうちはまだ良かったものの
あの交差点が見えてくる頃には
体がまた拒絶反応を起こしたように魘された
朝と同じように脳内で再生されるあの事故の様子
細かいところまで鮮明にフラッシュバックした
『こわ、いっはぁ、はぁっはぁはぁ、』
『はぁっ、ｸﾞｽｯっはぁ、はぁっはｸﾞｽｯ』
急いで近くの公園に入り大きな木の下に座り込んだ
『だれかっ、っはぁはぁ、はぁっ、』
全身は稲妻が走ったようにびりびりとした感覚に襲われた
固まりそうな手を使って連絡をする
『ふっぅま、っはぁっ、っはぁはぁっ、こっわっはぁはぁ、い』
風 兄貴！？兄貴？
風磨はまだ何か話していたような気がしたけど俺にはこれが限界だった
自分で自分が分からなくなるような
そんな感覚
風磨に助けは求めたものの
家族の愛情やこれ以上の幸福感を求める俺は
もうどこにもいなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
M - 最新楽しみに待ってます。 (2020年4月23日 15時) (
レス) id: 8e4485d92c (このIDを非表示/違反報告)
ふぅぴょん?(プロフ) - Kk さん» いえいえそういうわけではありません！自分が気に入る感じのお話がかけなくてリクエストしてくださったKkさんに申し訳なくて少し迷ってただけです。お話を楽しんで読んでいただければそれだけで私は嬉しいですので全然気にしないでください！ (2020年4月23日 14時) (レス) id: f0a11dc885 (このIDを非表示/違反報告)
Kk - リクエスト書いて下さりありがとうございました。内容分かりにくかったですよね？次書く時は気をつけます！ (2020年4月23日 13時) (レス) id: 6d995a64be (このIDを非表示/違反報告)
ふぅぴょん?(プロフ) - yukineさん» ありがとうございます！こちらこそよろしくお願いします。 (2020年4月23日 13時) (レス) id: f0a11dc885 (このIDを非表示/違反報告)
yukine(プロフ) - ふぅぴょん?さん» 本当にいつも感動しています。メンバーが健人くんを支えていくところが好きですっ！！これからも頑張ってください。移行先でもよろしくお願いします！ (2020年4月23日 12時) (レス) id: 4c948e7ee6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふぅぴょん | 作成日時：2020年3月18日 14時
