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「誰も仕込んでないから何とも言えねぇな」
「朔間さんがオラついた感じで詰めよれば自供待ったなしだと思いますけど」
「黙れ」
「ういっす」
日々樹の淹れた紅茶を5人で囲んで飲む
あ、斎宮はさっき来たよ。糸は解れてしまっているけれど動いてる
「A」
「斎宮、ごめんね、」
「君のステージはやはり天下一品だったのだよ。だからこそ1つ抜ければ綺麗に壊れる
マリオネットは向こうではなくこちらだったね」
目の奥がじわっと温度を上げる。泣くな、1番泣きたいのはこの人達なんだから
自分が涙を奪う資格はない
「fineにも手を貸すけど、五奇人の皆が人間じゃなくなるのも嫌だよ。どっちの傍にも居たいっていうのはやっぱり我が儘で、エゴなんですかね」
天祥院が好きだ、大切な友人の1人だ。でも五奇人もそうだ
何でこんなに捻じれちゃったのかな。私が来た時から黒かったから仕方ないって？
そんなので片づけたくないよ。愛しい学び舎を
「最後は日々樹がやられちゃう。五奇人は個人じゃなくて集団になったから。多分天祥院が言いたかったのはいくら化け物でも情が生まれれば弱まるって事なんです。全然理解してなかったぁ」
「A…？」
「もっと上手く立ち回れたのにって今になって思うんです、もう引き金は引かれた状態の今になって気づくんです。英智の不器用さは誰よりも私が知ってますし。もっと皆の事見れたら慰霊碑にもあんなに名前刻まずに済んだのに」
「は〜ぁ、Aちゃんも溜め込んでるなぁ」
溜め込んでるというかプロデュースし切れてないと言いますか…
「Aがいなくなると『さびしい』です〜」
「ふふ、ありがと」
「だから泣くならふんすいで泣きましょ〜そこなら『バレない』よ」
「はぁ、こっちは夏目がな〜音響の事引っかかってて」
あぁ、夏目君。私が最終チェックしてたからって疑っちゃってるんだよね
それも仕方ないか。ごめんね夏目君
「Aいい事を教えてあげましょう。ピエロを知っていますか？」
「知ってるよ」
「演じ切るのです、ピエロを。引き金を引いたのが貴女でなくともこの戦いが終わるまでエゴに塗れたプロデューサー。何と哀れなプロデューサー…」
「日々樹…」
「天祥院君が不器用なら器用さを私の髪で鍛えた貴女がカバーしなさい」
「舞台での悪役は、慣れっこですよ」
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あさぎ(プロフ) - 豆餅太郎さん» 豆餅太郎さん初めまして！コメント＆嬉しいお言葉ありがとうございます。更新頑張ります！先ほど豆餅太郎さんの作品も読ませていただきました！とても素敵な物語で…！お気に入りまでありがとうございます！完結まで頑張ります (2017年4月11日 19時) (
レス) id: d01a5a6786 (このIDを非表示/違反報告)
豆餅太郎(プロフ) - 初コメ失礼いたします〜！！ずっとこんな小説読みたいって思ってたんです〜!!文章も読みやすくて面白かったです。色々大変だとは思いますが更新、楽しみにしてます〜!!お気に入り失礼しますね。 (2017年4月6日 18時) (レス) id: aa46331757 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - 莉音さん» 莉音さんコメントありがとうございます！とても嬉しいです〜！ 更新は不定期でのろのろとしてますが、あんスタの世界観を大切に完結にむけて頑張ります!! (2017年4月4日 10時) (レス) id: 595de2147b (このIDを非表示/違反報告)
莉音(プロフ) - 占ツクにあまりない世界観で、とても面白かったです！主人公が超鈍感とか、理由も大してないのにありえない程愛されてる等という幼稚な設定じゃなく、大人びた文章で設定もリアルで読みやすかったです！これからも頑張ってください！ (2017年3月29日 16時) (レス) id: 77ea6647a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさぎ | 作成日時：2017年1月29日 19時
