12ー�� ページ48
相手チームからのキックオフで試合再開。ただ、先程のように直ぐに敵陣営に侵入するのではなく、後ろにパスを出した。さっきみたいにボールが奪われないようにと警戒しているとみえる。
そしてボールが烏の元へ渡った時、口角を上げ
「ほな行こか」
そう言い彼はボールと共に動き出した。烏が動いた事を確認した睡蓮は後ろにいるメンバーに向かって敵から見えないように右腕を後ろへやり人差し指を下に向ける。そして2回程上下に振ると、LWGの子と共に走り出した。
行き先は勿論、烏の元へ。
まず先にLWGの子が烏からボールを奪おうとするが、シザーズで交わされてしまう。
次に烏を迎え撃ったのは睡蓮だ。
「初めまして烏ちゃん、アナタに会いたくて昨日からウズウズしてたの」
「なんや随分と熱烈な挨拶するやんけ」
互いに対峙し烏はボールを奪われまいとフェイントを入れるも、睡蓮はそんなのに騙される事もなく奪おうとする。そんな攻防戦が続く中、
「ほんま映像見て思っててんけどお前、非凡やな」
「それ褒めてるって解釈でいいかしら？」
「そう捉えてくれてええ。ほんまはお前とやりたないねん。俺は勝てる勝負しかせぇへん主義やから」
「あら、じゃあどうして他の子にパスするのじゃなく、態々真っ向から来たの？」
「そんなん、お前がこのチームの強みであると同時に
そう言うと烏は睡蓮が前に出ないようにと腕を出す。烏お得意の
睡蓮も負けじと喰らいつくが身体が抑えられているせいで中々前に出れずボールを奪えない事により烏の侵入をどんどん許してしまう。
このまま、深く侵入されそうになった時だ。
「お邪魔しま〜す♪」
烏の横から士道が援護に入り、ボールを弾いた。だがしかし、ボールはコートの外へと出てしまった。
「ナイス援護士道ちゃん」
「もっと褒めて睡ちゃん♡」
そう言って何かを待つ士道にないはずの犬の耳と尻尾が見えたのは気のせいだろうかと睡蓮は思う。
取り敢えず睡蓮はご褒美にと士道の頭を撫でる。すると気をよくしたのかもっとと言わんばかりに撫でる手に頭を押し付けてきた。
(尻尾が激しく振ってるように見えるのも気のせいよね…)
・
「どうすんの烏？」
「次は絶対仕留めたる。せやからお前はいつも通り走れ乙夜」
「りょー」
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ブラット - 乙夜と烏が一緒だとどっちか上がれなくない？ (2月3日 18時) (
レス) @page48 id: 4dbf5de316 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - mumuさん» そう言って頂けると嬉しいです(^^)試合後の絡みとか書いていこうかなとは思っています (2023年4月20日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - ユキトさん» そうなったらJFU壊滅の危機になりそうですね(笑) (2023年4月20日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
mumu - 乙夜と睡蓮が会ったらどうなるのか気になったので乙夜参戦は嬉しかったです。 (2023年4月19日 15時) (レス) id: c61307fab8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - JFUの腐ったミカンが睡蓮ちゃんを利用しようとすればE組+αに痛い目と弱味を握られそう… (2023年4月19日 9時) (レス) @page47 id: acc4cdc8d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒帽子 | 作成日時：2023年3月18日 17時
