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開始と同時に相手チームがボールを保持したままVチーム陣内に侵入して来る。
FWの士道も走り出し、ボールを奪う
…事はせず何とボールを持った相手の横を素通りし、前線へと駆けて行った。これには相手チームは驚きの反応を見せたがそれだけのこと。今はゴールを決めることが優先し、一気に攻め込もうとする。
だがそう簡単に点が取れる程甘くはない。
トップ下にいる睡蓮はボールを持った相手を見据えながら、右にいるRWGの子に前に向かって小さく指を曲げると、走り出した。少し時間を置いた後に今度はLWGの子に向かっても同じ事をし、その子も走り出した。
そして彼等の後に続くように睡蓮も走り出した。
ボールを持っている子に先程睡蓮の謎の指示で動き出したRWGの子が前に立ちはだかる。だが彼は呆気なく抜かれた。
何だ拍子抜けか。と高を括っていた時だ。何と彼が交わした先にはLWGの子が待ち構えていた。
これには予想外だった彼は咄嗟に反応する事が出来ず、ボールを奪われてしまった。
ボールを奪ったLWGの子は直様「姐さん！」と言って後ろに控えていた睡蓮にパスを出した。
ボールを受け取った睡蓮は加速して敵陣内に侵入しようとする。だが睡蓮からボールを奪おうと彼の元に2人やって来る。
睡蓮はボールを巧みに操り、相手が2人にも関わらず翻弄していく。その際に出来た一瞬の隙を勿論彼は見逃さず…2人の間を加速して抜けた。
そして遥か先、ゴールへと走っていく士道の姿を視界に入れた瞬間睡蓮は彼に向かってロングパスを出す。
ボールは吸い込まれるように士道の元へ。
「ヒュー！ナイパ！」
そのまま
試合開始して5分も経たないままVチームが先制点を取った。
「あぁ〜〜♡イイ“爆発”だ！！脳汁がどんどんと溢れる♡イクの止まんねぇ♡」
士道はご機嫌な状態で味方陣内…基睡蓮の元へと向かった。
・
その様子を遠くから見ていた者が1人。
「左右のウィングの二段構えでボールを奪ってからの速攻カウンターってトコか…。そうなるよう指示を出したんはあの無駄に色気のある別嬪さんってことかいな。成る程な……。やけどそれさえ理解っとけばもうこっちのモンや」
目を細め、片方の口角を上げニヤリと笑う烏 旅人だった。
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ブラット - 乙夜と烏が一緒だとどっちか上がれなくない？ (2月3日 18時) (
レス) @page48 id: 4dbf5de316 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - mumuさん» そう言って頂けると嬉しいです(^^)試合後の絡みとか書いていこうかなとは思っています (2023年4月20日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - ユキトさん» そうなったらJFU壊滅の危機になりそうですね(笑) (2023年4月20日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
mumu - 乙夜と睡蓮が会ったらどうなるのか気になったので乙夜参戦は嬉しかったです。 (2023年4月19日 15時) (レス) id: c61307fab8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - JFUの腐ったミカンが睡蓮ちゃんを利用しようとすればE組+αに痛い目と弱味を握られそう… (2023年4月19日 9時) (レス) @page47 id: acc4cdc8d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒帽子 | 作成日時：2023年3月18日 17時
