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＿＿＿同時刻、とあるホテルにて。
「サッカージャーナルの弐瓶と申します。本日は取材に応じていただきありがとうございます。
早速ですが、キミは少し前まで世界有数の名門クラブチーム、レ・アールの下部組織に所属していた。ただ、規定によりトップチームでプレーする機会がなく日本に帰ってきた。ということは、我々はキミが国内リーグでプレーする姿を観られるのかな？」
自分と向かい合うようにソファーに座っている青年にそう問いかける。
だが、青年は如何にも興味がなさそうと言った顔でこうハッキリ返した。
「死んでも嫌っすね」
小豆色の髪色で前髪だけを挙げており、凛と同じ顔とターコイズブルーの瞳を持った彼の名は糸師 冴。「新世代世界11傑」の一人であり、凛の実の兄である。
「こんな国でサッカーするぐらいなら、ドイツの大学生とやってたほうがまだマシっすね」
「えっと…糸師君、キミはPIFAが選ぶ新世代世界11傑にも選ばれていて、MFとして世界中のクラブチームが欲しがる大注目の若手有望選手なんだけど…ゆくゆくは日の丸を背負って日本代表としてプレーする事に何か、期待や抱負はあるかな？」
冴はソファーから立ち上がり、扉の方に向かいながら質問に対しての答えを述べた。
「全く興味ないですね。こんな弱小国の代表チームじゃ絶対世界一になれないし。CLで優勝するのが俺の夢なんで」
ドアノブに手を掛け、部屋を出る前にもう一度弐瓶の方へ向き、
「この国には俺のパスを受けられるFWがいない。俺は生まれる国を間違えただけです」
そう言って今度こそ振り返らず部屋を出た。
ホテルの廊下を歩く冴の後ろを彼のマネージャーであるジローランが追いかける。
「ちょっともう困るよ糸師ちゃん！マスコミに嫌われちゃうよ！」
「どーでもいいよこんな国。パスポート切れたから戻ってきただけだし」
「たしかにそうだけど…」
長い廊下を歩いて行くと冴はとある一室に大勢の人間が入っている事に気がつき足を止めた。
「……なんかこのホテル人多くね？」
「あー…今日はイベントホールで記者会見があるみたい＿＿…」
ジローランの言う通り、イベントホールには多くの報道陣と機材がひしめき合っていた。
彼等の前に座るはアンリと日本フットボール連合会長の不乱蔦だった。
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ブラット - 乙夜と烏が一緒だとどっちか上がれなくない？ (2月3日 18時) (
レス) @page48 id: 4dbf5de316 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - mumuさん» そう言って頂けると嬉しいです(^^)試合後の絡みとか書いていこうかなとは思っています (2023年4月20日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - ユキトさん» そうなったらJFU壊滅の危機になりそうですね(笑) (2023年4月20日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
mumu - 乙夜と睡蓮が会ったらどうなるのか気になったので乙夜参戦は嬉しかったです。 (2023年4月19日 15時) (レス) id: c61307fab8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - JFUの腐ったミカンが睡蓮ちゃんを利用しようとすればE組+αに痛い目と弱味を握られそう… (2023年4月19日 9時) (レス) @page47 id: acc4cdc8d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒帽子 | 作成日時：2023年3月18日 17時
