カルマの時間�� ページ20
殺せんせーで4人目だ。アタシを否定しなかったのは…。
少なくともこの人はアタシ達生徒をちゃんと見てくれる人だということが分かった。……人じゃなくて超生物だけど。
「明日から本当の君で登校してくれますね？」
「……業を助けてくれたっていうのもあるし……それにいい加減口調変えながら話すのダルかったのよ」
「睡蓮君…」
「あぁ、渚ちゃんも巻き込んじゃってゴメンね。それと急に口調変わって違和感あるし、変って思うかもしれないけど慣れてちょうだいね」
戸惑う渚ちゃんにそう言うと、
「ううん、そんな事ないよ。寧ろE組の本当のクライメイトになったって気がして良かったって思ってる」
何ともまぁ嬉しい事を言ってくれた。でもこの子将来恐ろしい子になりそうね。
「ありがとう渚ちゃん」
お礼を言うアタシに殺せんせーが茶々を入れてきた。
「何なら業君みたいにこのまま先生に手入れされてみますか？」
ニヤニヤと笑う先生の触手には沢山の手入れ用具が握られていた。どんだけ持ってんのよ。
近づけて来る触手をアタシは払い除けた。
「業を助けてくれた事、アタシを否定しなかった事には感謝してる。でもね業みたいにそう簡単に手入れされてやんないんだから。……業、アタシ先に教室に戻ってるわ」
そう声を掛け、3人を置いて1人で来た道を戻る。
殺せんせー、アナタは超生物だけど先生を名乗ってる時点で大人……アタシの大っ嫌いな存在よ。
✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎
睡蓮に置いて行かれた3人。その中で渚は冷や汗をかいていた。
(睡蓮君、一瞬だけどハイライトが消えてた。それに殺せんせーを睨んだ時、思わず背筋がゾクリと震えた。彼は一体…)
そう思っている渚とは裏腹に殺せんせーは睡蓮に拒否された事にしくしくと涙を流していた。
そんな2人に聞こえるように業はこう言った。
「睡を否定しなかったお礼として一つ教えとくよ……。あれは睡の本の一部分。睡は厄介な事情抱えててね、それが解決しない限り睡はいつまでも……本当の自分を隠したままだ」
✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎
初登場編これにも終了！
次の話で本編に戻ります。
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ブラット - 乙夜と烏が一緒だとどっちか上がれなくない？ (2月3日 18時) (
レス) @page48 id: 4dbf5de316 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - mumuさん» そう言って頂けると嬉しいです(^^)試合後の絡みとか書いていこうかなとは思っています (2023年4月20日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - ユキトさん» そうなったらJFU壊滅の危機になりそうですね(笑) (2023年4月20日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
mumu - 乙夜と睡蓮が会ったらどうなるのか気になったので乙夜参戦は嬉しかったです。 (2023年4月19日 15時) (レス) id: c61307fab8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - JFUの腐ったミカンが睡蓮ちゃんを利用しようとすればE組+αに痛い目と弱味を握られそう… (2023年4月19日 9時) (レス) @page47 id: acc4cdc8d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒帽子 | 作成日時：2023年3月18日 17時
