9ー�� ページ34
「あはっ♡睡ちゃんのハジメテ、俺が奪っちゃった〜♡」
「言い方ぁ……」
キャーと幼女のようにはしゃぐ士道に最初は呆れつつも途中からまぁ、いっかと切り替えた。
「んで、睡ちゃんは何観てたの？」
「今日のアタシ達の試合と他のチームの試合を観てたの」
モニターに映る映像に向かって指を指す。
そこには確かに今日のVチームの試合と他のチーム同士の試合映像が流れていた。
「Vチームのメンバーの動きを見直して今後の試合に活かすのと……あとは他のチームの情報収集をしようと思ったんだけど、どこのチームもお団子サッカーしてて
やることはどこも一緒ね〜、と肩をすくめる。
「
文章のニュアンスに違和感を持った士道が繰り返すように言う。
「えぇ、多分今回の試合状況と勝敗で絵心さんが言っていた言葉の意味が分かったチームもあるんじゃないかしら。そうなったら次の試合ではお団子サッカーという無様な醜態を晒さずまともなプレーをしてくると思うわ。つまり次からが油断出来ないって事よ！」
自分の考察を踏まえながら言う睡蓮に士道は「成る程ね〜」とこれからの試合に思いを馳せていた。
「次はもっと骨のある奴等だといいわ♪じゃねぇと俺の“爆発”が生まれねぇ♪」
「………ねぇ、前から思ってたんだけど、その“爆発”ってやつは一体何？」
いつかは聞こうと思っていた。しかし、このところ色んな事が起こりすぎで、とてもではないが聞ける状態ではなかった。
だが、今は丁度よく2人きりであり“爆発”という単語を口にした。聞くには絶妙なタイミングだ。
士道は至って真面目な顔で答えてくれた。
「そもそも俺はお遊びでサッカーやってるんじゃねぇ。俺にとってサッカーは「生命活動」なんだ」
「「生命活動」…？」
「そうだ。シュートは”種”でゴールネットは”卵”。ゴールすることで“受 精”し、それによる歓喜の”誕生”が＿＿＿」
「“爆発”って事ね」
微笑みながら言えば士道もつられて笑う。睡蓮は漸く士道の言う“爆発”とは何なのか理解出来た。そして、それと同時にこうも思い口に出した。
「アタシとは正反対の考えだわ」
「正反対？じゃあ、今度は俺が聞いたげる♪睡ちゃんにとってサッカーはなぁに？」
上機嫌に聞いてきた士道に睡蓮は目を細め、怪しげな雰囲気を醸し出しながらこう言った。
「「暗殺」よ。アタシにとってサッカーは」
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ブラット - 乙夜と烏が一緒だとどっちか上がれなくない？ (2月3日 18時) (
レス) @page48 id: 4dbf5de316 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - mumuさん» そう言って頂けると嬉しいです(^^)試合後の絡みとか書いていこうかなとは思っています (2023年4月20日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - ユキトさん» そうなったらJFU壊滅の危機になりそうですね(笑) (2023年4月20日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
mumu - 乙夜と睡蓮が会ったらどうなるのか気になったので乙夜参戦は嬉しかったです。 (2023年4月19日 15時) (レス) id: c61307fab8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - JFUの腐ったミカンが睡蓮ちゃんを利用しようとすればE組+αに痛い目と弱味を握られそう… (2023年4月19日 9時) (レス) @page47 id: acc4cdc8d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒帽子 | 作成日時：2023年3月18日 17時
