7ー�� ページ25
得点が入った事で、相手チームからのキックオフで試合が再開。
相手チームは点を取り返そうと躍起になるも、またもや味方同士でボールを奪い合うなどのお団子状態が出来上がる。
(まーた始まったわ。そんなんじゃあいつまで経ってもゴールは奪えないわよ)
相手チームの惨状に溜息を吐きながらもう一度あの群れに行こうとした時、二つの影が睡蓮の横を通り抜けた。
「俺らが奪いに行くから風間達は前に走ってくれ！」
何と睡蓮のチームの2人が自ら進んで相手チームに突っ込んで行った。これには睡蓮も驚いた。
先程まで彼等もあのお団子集団に混じっていたのに一体どういう心境の変化？と疑問に感じた。
本当に前に走ってのもいいのか。奪った瞬間こちらにパスを出さずに前を走るのではないかと半信半疑になるが、ここは騙されたと思って一度前に行こう、と決心し士道にアイコンタクトを送った。
それを受け取った士道も睡蓮が言いたい事を理解したのか「あいあい、了解しまちた」とまたも同時に走り出した。
さて、先程ボールを奪いに行くと宣言した彼等だが、宣言通り彼等は見事な連携でボールを奪い、そして睡蓮にパスを出した。
だが、変化はそれだけではない。
睡蓮にパスを出した後彼等以外のチームメイトも目の色を変えて、互いの顔を見て頷き合い、各々自分が何をするのか声を掛け合い行動していたのだ。
それを尻目に見ていた睡蓮はふと絵心の言葉が脳裏によみがえった。
＿＿＿＿『これはサッカーを0から創るための戦いだ』
(あぁ…成る程。そういう事だったのね)
睡蓮は絵心の言葉の真意を読み取れたような気がして嬉しかったのか思わず笑みが溢れてしまっていた。
それを横で走っている士道に当然見られた訳で…
「嬉しそうな顔をしてまちゅね〜。何かハッピーな事でも起きたんでちゅか？」
「えぇ、そうよ。分からなかった問題が解けて今凄いハッピーな気分よ」
「ふーん、後で俺にも教えてくれよな。仲間ハズレは嫌よん」
「勿論、試合が終わった後に話すつもりよ。だから、今はコッチに集中するわよ！」
その後、士道は睡蓮のパスにより追加で3点取り、そして睡蓮も2点奪った事で最終的に6ー0のスコアでVチームが勝利を収めた。
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ブラット - 乙夜と烏が一緒だとどっちか上がれなくない？ (2月3日 18時) (
レス) @page48 id: 4dbf5de316 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - mumuさん» そう言って頂けると嬉しいです(^^)試合後の絡みとか書いていこうかなとは思っています (2023年4月20日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - ユキトさん» そうなったらJFU壊滅の危機になりそうですね(笑) (2023年4月20日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
mumu - 乙夜と睡蓮が会ったらどうなるのか気になったので乙夜参戦は嬉しかったです。 (2023年4月19日 15時) (レス) id: c61307fab8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - JFUの腐ったミカンが睡蓮ちゃんを利用しようとすればE組+αに痛い目と弱味を握られそう… (2023年4月19日 9時) (レス) @page47 id: acc4cdc8d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒帽子 | 作成日時：2023年3月18日 17時
