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何とこの二人、夫婦だったのだ。その事実にアンリは驚きの声を上げた。確かに美男美女でお似合いだが。
「今はいいだろそれは…というか何故お前まで同席する必要がある？俺一人で対応する筈だったんだが？」
「あら、別にいいじゃない同席したって。それに教え子の状況を知りたいのは元教師として気になるでしょ？」
甘えた声で言うイリーナに烏間は溜息を吐く。あ、この人も苦労してんだな、とアンリは勝手に同族認定した。
「好きにしろ。あぁ、すまない見苦しいものを見せたな。どうぞ座ってくれ」
座るように促され、素直にソファーに座る二人。烏間とイリーナも二人と対面するように腰を下ろした。
まず最初にアンリは今回の
一通り目を通した後烏間は難しい顔をした。
「改めて確認するとまるで“蠱毒”みたいだな」
「コドクって確かあれよね、複数の毒虫を壺などに入れて共食いさせることでより強い毒虫を作り出して、その虫の毒を使って人を殺すってやつよね？」
曖昧そうに言うイリーナに烏間は頷く。
「そうだ。起源は古代中国から始まった。だが毒を作り出すだけでなく呪術の一つとしても使われていた」
「そんなヤバい事をこいつらがしようとしている。もし脱落したら二度と日本代表に入る権利を失う。下手したら脱落した子本人やその家族、親類、友人があんた達を恨んで報復するリスクも高い事くらい考えてない訳ないでしょうね」
腕を組み、はっきりとした物言いにアンリは口を噤む。
イリーナの言い分も尤もだ。何せ300人中299名のサッカー人生が終わるのだから。だからこそアンリはそれを承知の上でこの企画を立てたのだ。日本サッカーの未来の為に。
「私も半端な覚悟でこの企画を立ててません。そんなの当然覚悟してますよ！！」
膝に置いてある手を強く握り、力強く言うアンリ。その目には強い意志が宿っていた。
それを見たイリーナは一拍置いて「そう」と微笑むのだった。
「話がだいぶ逸れてしまったが改めて問おう。君達は風間 睡蓮の何を知りたい？」
軌道修正した烏間は改めて二人に問う。すると、今まで黙っていた絵心が口を開いた。
「俺が知りたいのは奴がサッカーをするにあたっての動きだ」
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黒帽子(プロフ) - マジモンの名無しさん» コメントありがとうございます。はい、名前は固定にしています。 (9月29日 23時) (
レス) id: c6197c58a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - チエリー・ルミさん» コメントありがとうございます。そうですねなるべく大人の女性に見えるようにとあと色気があるようなキャラにしましたww (9月29日 23時) (レス) id: c6197c58a9 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - お名前って固定ですか (9月29日 16時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
チエリー・ルミ(プロフ) - 見た目ママンだww (7月5日 15時) (レス) @page29 id: 642921c4b7 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - 黒糖さまでーすさん» 睡君の事をそこまで言ってくださるなんて作者感激です！！イラストの感想もありがとうございます！後々睡君の暗殺教室時代のイラストも載せようかなと思っております。 (2023年3月21日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒帽子 | 作成日時：2023年2月4日 23時
