5ー�� ページ38
睡蓮より早く着いた者達は既に着替え終わっており、近くの人と駄弁ったり、その場に座ったりと各々自由に過ごしていた。
睡蓮はキョロキョロと左右を見た後少し残念そうな顔を浮かべ息を吐いた。
(凛ちゃんいないわねぇ。もしかして違うグループかしら？あの子無愛想だからアタシ以外の人達と上手くコミュニケーション取ることなんて………うん、無理ね)
心境が新学期で息子が上手くクラスに馴染めるか心配する母親と同じである。だが、最後軽くディスってるあたり凛の性格の事を熟知している事が窺える。
(さてと着替えますか)
支給されたユニフォームに着替えようとする睡蓮。そんな彼にヒソヒソと小声が飛び交う。
「あいつ本当に男か？」
「生まれてくる性別間違ったんじゃねぇか？」
「いや、けどよぉ……何かあいつエ ロくね？」
「確かにな。ワンチャン俺イケるかも」
ある者は陰口を。またある者は彼を邪な目で見ているなど様々だ。
そんな彼等の視線を暗殺教室出身である睡蓮が気付いてない訳がない。だがここは敢えて気付いてないフリをしている。反応すると面倒くさくなること間違いなしと判断したからだ。
ユニフォームに着替え、髪ゴムをほどき髪を纏めてバレッタで留める。近くの壁に寄りかかると突然モニターに絵心が映った。
『着替えは終わりましたか、才能の原石共よ…』
室内に緊張が走る中絵心は呑気に『やぁ、やぁ』と言いながら手をワキワキさせた。
『今、同じ部屋にいるメンバーはルームメイトであり高め合うライバルだ。
お前らの能力は俺の独断と偏見で数値化され、ランキングされてる。
(あぁ…数字ってこういう意味なのね。という事はアタシは300人中247位……意外に低いのね)
上腕部に刷られた数字の意味を理解したと同時に意外に順位が低い事に落胆してしまうが直ぐに前向きな気持ちへと切り替わる。
(ううん、低くても良いじゃない。ここから泥臭く足掻きながら上へ上がっていけば良いんだわ。アタシ達……3ーEの戦い方でね)
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黒帽子(プロフ) - マジモンの名無しさん» コメントありがとうございます。はい、名前は固定にしています。 (9月29日 23時) (
レス) id: c6197c58a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - チエリー・ルミさん» コメントありがとうございます。そうですねなるべく大人の女性に見えるようにとあと色気があるようなキャラにしましたww (9月29日 23時) (レス) id: c6197c58a9 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - お名前って固定ですか (9月29日 16時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
チエリー・ルミ(プロフ) - 見た目ママンだww (7月5日 15時) (レス) @page29 id: 642921c4b7 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - 黒糖さまでーすさん» 睡君の事をそこまで言ってくださるなんて作者感激です！！イラストの感想もありがとうございます！後々睡君の暗殺教室時代のイラストも載せようかなと思っております。 (2023年3月21日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒帽子 | 作成日時：2023年2月4日 23時
