3ー�� ページ22
あの時はアタシの家庭のゴタゴタが解決した少し後だったわね。
〜3年前〜
バシュ！！
ボールがゴールネットに刺さる音がグラウンドに響く。額から流れる汗を拭って、乱れた息を整える。
アタシの周りには沢山のボールが散乱していた。
よし、今日はここまでにしましょうか。急いでボールを片付けて帰らないと……
「精が出ますね、睡蓮君」
「あら、殺せんせー」
マッハ20の速さでアタシの隣に現れた殺せんせー。自慢の触手にはモンブランが握られていた。
また、スイーツを買ったのね。
「どうですか？久し振りのサッカーは？」
「ん？えぇ、またこうしてサッカーが出来て楽しいわ。けど不思議ね。ある程度ブランクは覚悟してたんだけど、全然そんな事はない……寧ろコントロール力とシュートの威力が上がってるような気がするし……それに自分のイメージ通りのプレーが出来るの」
「ヌルフフフ。えぇ、そうでしょうとも。君は普段から筋トレに柔軟をしているのに加え烏間先生の訓練によって身体能力が格段に上がっています。
更に、対先生用ナイフを蹴って飛ばすという凄技を見せてくれました。少しでもナイフの蹴る位置を間違えばあらぬ方向に飛んでしまうのにあの命中率……相当努力したのでしょうね」
「まぁね」
殺せんせーの言う通り、ボールと違って蹴る範囲が狭いから、最初は少しでも蹴る位置を間違えたら変な方向に飛んで行った。けどコツさえ掴めば狙い通りの方向に飛んで行ったからそこは苦労しなかった。
けどそこからが大変だったのよね。
幾らコントロールが出来ても相手はマッハ20の先生。並大抵のスピードじゃあ軽々と避けられるのが目に見えてた。
だから少しでもスピードが出るように、最適な高さとか角度、蹴る強さを何度も試行錯誤してきた。
あと、どの場所からでも、どんな体勢になっても蹴れるように山を使って練習したわ。
大変だったけど、その分奇襲攻撃を仕掛けた際に殺せんせーの驚いた顔も見れたし、触手1本破壊出来たから良かったけどね。
「そのたゆまぬ努力と訓練の成果がサッカーにも反映された。ナイフと違ってボールは狙える範囲が広いですからね。それも相まって君はいつの間にかブランクを乗り越え、そして技術力も大いに向上し、君の望むプレーが出来たのだと思います」
殺せんせーにそう言われ、何故こんなにも自分が望むプレーが出来たのか酷く納得出来た。
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黒帽子(プロフ) - マジモンの名無しさん» コメントありがとうございます。はい、名前は固定にしています。 (9月29日 23時) (
レス) id: c6197c58a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - チエリー・ルミさん» コメントありがとうございます。そうですねなるべく大人の女性に見えるようにとあと色気があるようなキャラにしましたww (9月29日 23時) (レス) id: c6197c58a9 (このIDを非表示/違反報告)
マジモンの名無し(プロフ) - お名前って固定ですか (9月29日 16時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
チエリー・ルミ(プロフ) - 見た目ママンだww (7月5日 15時) (レス) @page29 id: 642921c4b7 (このIDを非表示/違反報告)
黒帽子(プロフ) - 黒糖さまでーすさん» 睡君の事をそこまで言ってくださるなんて作者感激です！！イラストの感想もありがとうございます！後々睡君の暗殺教室時代のイラストも載せようかなと思っております。 (2023年3月21日 0時) (レス) id: 5ad37fcfe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒帽子 | 作成日時：2023年2月4日 23時
