深くて甘いところ２（Ryosuke. Daiki. Kei）

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二次会の幹事は私だと言って、涼介を先に帰らせた有岡だけど。


実際は二次会の幹事も有岡だった。




相変わらず、こんなお店どこで知ったの？！ってくらい、


毎回毎回おしゃれなお店ばかりチョイスしてくる。




一体、誰ときてるの？？


なんて、1人でモヤモヤしてる自分に気づいて、急に恥ずかしくなった。





有岡の仕切りと、裕翔のノリの良さで二次会も盛り上がってきて、

行ける人だけで三次会行こうか、みたいなノリになってきた。




終電ないから帰りますって人と、

いえーい！朝まで飲もうぜ！！ってテンション上がってる人で


会場内は分かれていた。






有岡はもちろん、朝まで飲もうぜ！！ってテンションのみなさまに

囲まれていて。





有岡はどうするのかなーーなんて、少し遠くから見守ってた。





中島「Aどうする？？三次会行く？？」



有岡と一緒にみんなの輪の中にいた裕翔が、輪を抜けて

私に声をかける。



その瞬間、有岡と目が合った。




A「ああ、うーん、えっと…」





有岡はどうするのかな・・・そうやって迷っていると


輪の中から「えーー！大貴帰るのかよー！」「有岡くん帰っちゃうの？！」と、声が聞こえてきて







有岡「あーー悪い！ちょっと飲みすぎたわーー」


なんて言いながら、みんなに謝る有岡の姿が見えた。





A「うん、三次会はやめておくね」


裕翔を見上げながら私はそう答える。






中島「そっか。……気をつけて帰るんだぞー」



A「はーい」





裕翔に頭ポンッとされて、私は先に会場である店から出た。



有岡が出てくるのを、先に待っていよう。

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