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我ながら小っ恥ずかしいことを言ったが
まぁ、そこはそれご愛嬌として
そして目の前のそういうことをさらりとやりのけて、それがサマになってしまう旦那サマに似てきたということで勘弁してもらいたい。
鼻の先が触れそうな距離にある彼の顔が呆気に取られた様子で大きくゆっくりと瞬きを繰り返す。
じっと見詰められるのも照れ臭いが、目をそらすのも何だか癪に障る。そう言う訳でこちらも負けじと見つめ直す
「…ん、ふふ。あははははっ!www」
『おわっ、ちょっ紀章さん!?』
唐突に笑い出す紀章さん。
かと思えば両脇の下にずぼっと通される彼の腕、そのまま抱き締める形で背中に手が回る。
体が密着してそしてふわりと体が浮いて、それだけでは飽き足らず彼はその場でグルグル回り始める。
『ちょっ、ちょいちょいちょいオニーサァン!?
ここっ足場悪いから!こけたら危ないって!!』
「司ちゃんやばい、俺今最高に幸せ!!」
『そりゃなにより!!!
とりあえず止まってッッ!腰やるよ!!?』
「ハーーイ」
そりゃもう良い笑顔をしている彼、興奮冷めやらぬという様子だけども素直に返事して、徐々に回るスピードが落ちてきた。
すとんっとようやく足が地面に着いた。
ただいま地球…
「んっふふふ〜」
とはいえ、密着してるってのは変わらない
そのまま上機嫌にあの笑い声を漏らし、強く抱きつきながら首元にぐりぐり擦り寄ってくる。
『…かわい〜』
「でしょでしょ〜俺ってばかわいいのよ」
‐
『…不安にさせてごめんなさい
大好きですよ』
「え〜なぁに〜?”大好き”止まりなの?
俺は愛してるのに」
『ぅ…あ、愛してますよ』
「知ってる〜♡」
‐
すぐ不穏にするのヨクナイ
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愛夢(プロフ) - 紀章さん好きには堪らない作品ありがとうございます!!更新頑張ってください! (2023年2月6日 18時) (レス) id: 1fb4caaf97 (このIDを非表示/違反報告)
最小幹部 - Yuiさん» Yuiさん、返信大変遅くなってしまい申し訳ありません。コメントありがとうございます!マイペースに更新しているのでまた覗いて頂ければ幸いです(*^^*) (2022年2月6日 20時) (レス) id: 1b7127d9e3 (このIDを非表示/違反報告)
Yui(プロフ) - 紀章さんファンなんで小説を作成してくれてすごい嬉しいです!続きを楽しみにしてます! (2022年1月16日 13時) (レス) @page5 id: 3c14c8fbd4 (このIDを非表示/違反報告)
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