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人生万事塞翁が虎―4― ページ7

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『大体、太宰は昔から人を何かものでつって厄介事にあむまきこむんだよ!まったくむぐむく、巻き込まれる側の人になれってんだよ!!』








文句を云いながらも口一杯に林檎包焼菓子を詰め込んでいる様子は、全くもって怖くない。――逆にかわいいとすら思えるだ。







「なんだ、貴様太宰の知り合いか?」







『そーですよ残念ながら。まあ、被害者Cと覚えてといてくださーい!!』





はあ、なんでこんな所で会っちゃったんだろうはぁー。







「嫌だなあ、仮にも元上司にその言い方はないんじゃない?」









『ふーんだ!!私の上司は後にも師匠だけですー!!』






悪化しそうになってきた二人の会話を国木田が遮った








「おい太宰早く仕事に戻るぞ。
仕事中に突然良い川だねとか云いながら川に飛び込む奴がいるか。
おかげで見ろ、予定が大幅に遅れてしまった。」






「国木田くんは予定表が好きだねえ。」






等と、今度は太宰と国木田が悪化してきた。








悪化した会話に後に敦も会話に参加するが、八雲は林檎包焼菓子に夢中で声をかけられるまで気づかなかった。







「あ、八雲も暇だよね。」







『――は?』







「虎探し、やるよね。」








其処にはあの頃を思い出させるような笑顔でしかも、疑問系ですらなくら無いその言葉は断れない雰囲気だった。








正直なところ、虎探しという目的は同じだったが太宰の云うことを聞くのは嫌だ。なので交換条件を出すことにした。






『じゃあ、手伝う代わりに虎の身柄はこっちで押さえても良い?』






「其は約束できないね。まあ、善良するよ。」







『………まあ良いや。じゃ、そういうことで。』






そして太宰が急に思い出したかのように八雲に云った。





「ああ、そうだ。八雲、君の倉庫一寸貸して。勿論拒否権はないよ。」





『それ断る必要ないじゃん!!』







そんな昔にもしたような会話に不思議と頬が緩み、倉庫に向かった。



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くーみん(プロフ) - 藍斗さん» ありがとうございます!!なかなか更新できてないですがこれからもよろしくお願いします!! (2016年8月12日 13時) (レス) id: 6a1d49f02d (このIDを非表示/違反報告)
藍斗 - おもしろかったです 更新頑張ってください 応援してます! (2016年7月21日 1時) (レス) id: 74bee11643 (このIDを非表示/違反報告)
くーみん(プロフ) - 819さん» わわ!ありがとうございます!そういっていただいて嬉しいです!( ´艸`)これから頑張ります!(`・ω・´) (2016年6月15日 21時) (レス) id: 6a1d49f02d (このIDを非表示/違反報告)
819 - こんな感じの話好きです!!更新待ってます!頑張ってください! (2016年6月15日 20時) (レス) id: 88493879e7 (このIDを非表示/違反報告)
くーみん(プロフ) - 美咲さん» ありがとうございます!!中也さんと芥川さん私も大好きです!なので今後出番が増えるかとwこれからも頑張ります!! (2016年6月13日 22時) (レス) id: 6a1d49f02d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くーみん | 作成日時:2016年5月13日 23時

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