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ブラック審神者が二人 ページ2

前も後ろも
何にも見えない
真っ暗闇。


すると紅色(くれないいろ)の光が
ぼうっと暗闇を照らし出す。
紅色の光は僕を囲むようにして輝きを放つ。
…見ているだけで暖かくなるようなそんな光。
よくよく目を凝らしてみると
その光はゆらゆらと揺れていて、
パチパチと小さな音を奏でている。


『…炎……?』


僕はその光を炎だと認識した途端、
途轍(とてつ)もなく怖いという恐怖と
涙が溢れてしまいそうになる程の(かな)しみを感じた。
頭の中では「逃げろ」という危険信号が鳴り響いている。



逃げなくては…逃げなくては……
そうはわかっていても、
金縛りにあったかのように体は動かない。


やがて僕の周りには炎の壁が立ち塞がっていた。
前も後ろも右も左も僕が逃げられる隙間はない。


『…僕はまた、焼かれるのか………』


不意に出た僕の言葉。
「また」…?
僕は前にも焼かれたってこと…?
仮に僕が以前焼かれた記憶があったとしても、
「焼かれた」という受け身なのだから
誰か、第三者の介入があったに違いない。

考えても考えてもわからない。
まるでモヤが僕を邪魔しているみたいだ。


『もう…何もわからない……』


ー『君は欲しがられてたからな。』ー


ー『…陵丸ね……君にお似合いの異名だよ。』


ー『君は……憎き君は……今、どこに………』ー


どこからか聞こえてくる声。
…この声の主は、紛れもなく僕だ。


ー「君にとびっきりの驚きを与えようじゃないか。」ー


ー「君は君だ。俺じゃないだろ?」ー


ー「おい、起きろ、菊丸!」ー


『この…声は………』


あぁ、僕は彼を知っている。
彼はいつだって真っ白だ。
僕と不釣り合いのキラキラとした笑顔。
周りの者をひきつける雰囲気。
彼の名は、鶴丸国永。
そして、僕は……

『…僕が菊丸国永なの……?』


今までバラバラだったピースが
一つ、また一つと部分的に繋がっていく。

ブラック審神者が三人→←ブラック審神者が一人



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闇咲シキ(プロフ) - ちわちーさん» 更新が遅くなってすいません!少しずつですが、今日からまた更新していきたいと思います。 (2018年1月5日 20時) (レス) id: 3081e013b3 (このIDを非表示/違反報告)
ちわちー - 更新頑張ってください!!待ってます(´∀`) (2017年4月29日 10時) (レス) id: dda6ad1166 (このIDを非表示/違反報告)
闇咲シキ(プロフ) - 赤間カル@審神者なうさん» そのように言ってもらえると幸いです! (2017年3月8日 0時) (レス) id: ef34f42354 (このIDを非表示/違反報告)
赤間カル@審神者なう(プロフ) - こういう展開好きですわー更新待ってます! (2017年3月6日 20時) (レス) id: 91a7b51ba9 (このIDを非表示/違反報告)
闇咲シキ(プロフ) - 唯コ悪魔@3DSさん» 久しぶりに更新いたしました。どうぞ楽しんで見ていただければ幸いです。 (2017年3月6日 0時) (レス) id: ef34f42354 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:闇咲シキ | 作成日時:2017年2月9日 0時

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