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会議 ページ17

職員室のドアを開けると、既に先生方は集まっていた。慌てて先生方が集まっている方へと向かう。
「早川先生に代わって1年A組の担任になる先生を紹介します」
先生方が集まっているせいで、その人の顔が全くわからない。なんとか顔を見ようと試みたが、その努力は無駄なものとなってしまった。
「今日から1年A組の担任になります」
どこかで聞いたことのある声だった。それがどこでなのか思い出せず、僕は記憶の糸を手繰り寄せる。しかし、その後聞こえてきた言葉で、思い出す必要なんてなくなった。
「AAです」
記憶が鮮明に蘇った。
まさか、ここで再会出来るなんて。
ふと、いつかの笑顔が鮮明に蘇った。あの夏の日からずっと、ピアノを一緒に弾いていた仲間。それでいて僕の、初恋の。
顔がちらりと見えた。髪は前よりかは伸びていて髪ゴムで縛っているものの、顔立ちはあまり変わっていなかった。少し大人びた雰囲気が添えられて、Aは更に綺麗になっている。

再会→←Epilogue



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作者名:紗由紀 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/sayukinopurofu/  
作成日時:2022年6月29日 20時

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