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眩しい姿 ページ2

「相原さん、店番お願い」
「あ、うん」
接客担当を任された僕は、簡易レジの前に立った。自然と、客の方に目が向いた。皆、楽しそうに談笑したり、食事をしたりしている。
客の会計をしていると、ふと、Aがこの担当をやるなら、と考える時がある。きっと、Aがやるとするなら、お客さんと少し話したり、来てくれた友達と笑い合ったりしていたのだろう、と。
そんな眩しい姿を思うと、昨日の変わり様にこちらが泣きたくなるような衝動に駆られる。本当に、どうしてしまったのだろう。きっと、文化祭を楽しみにしていたはずだ。演奏をする喜びに浸っていたはずだ。
それなのに、来ないなんて。
また、僕の心は沈んだ。

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作者名:紗由紀 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/sayukinopurofu/  
作成日時:2022年6月29日 20時

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