18.悪魔 ページ18
「あの時はキスしてるの見たなんて言ってなかったじゃないですか…」
「言えるわけないじゃん。家族同然みたいな奴がさマネージャーとキスしてんだよ?今は大声で誰にでも言える自信あるけどあの時は何かショックだったし、割と空気重めだったし。」
健くんは子供の様に口を尖らせてニヤニヤしている
「あの…誰にも言わないでくださいね?」
「当たり前でしょ。…んー、でもメンバーくらいにはその時の気分によるかな」
「ちょっと!!本当に、おねげぇします…!!」
手のひらの擦り合わせて健くんのモノマネをする
あんなのバレたら色々やばいでしょ!?
「まあ、剛がキスも無理矢理やったぽいし…Aちゃんには最低なことしてるもんねアイツ。ほんとにごめん、剛あんなことするような性格じゃないはずなんだけど。クランクイン前だったからテンションおかしかったのかも。」
困り眉毛で微笑む健くんはなんだか優しい王子様みたいにキラキラしてて…
「でも、やっぱそれとこれとは別件だよね。面白そうじゃん?Aちゃんと剛つんが仕事場でキスしてたーって言った時のみんなの反応!!」
「は??」
前言撤回
「明日岡田と仕事だからその時に言っちゃおうかなぁ〜」
にこにこ上目遣いで見つめてくる
この人優しい王子様なんかじゃない…
小悪魔…。。
いや、そんな可愛いもんでもないな。。
可愛い顔したドS悪魔……
「健くん…!!」
「あーっそういえば明日井ノ原くんとも会うしぃー」
「ｯ井ノ原さんだけは本当にやめてくださいっっ!!」
「…なんで?」
つい井ノ原、という固有名詞に反応してしまった
もう頭が考えるより先に言葉がでていたというやつ
健くんがおっきい目で不思議そうに、私を見透かすかのように見つめてくる
「な、んでもないです…」
つい動揺して上手く言えなかった
墓穴ほってどうすんだ私…ｯ
「もしかして井ノ原くんに気があったりする?」
「そんなわけｯ!!井ノ原さんには奥さんがいるんですよ!?そんなことあるわけないじゃないですかっ」
「ふーん、、。」
もしかしてまた墓穴掘ったかな
訝しげな視線に耐えられず私はベットに深く潜る
最悪…。
「ねぇ、キスのこと言わないであげるよ」
!?
「ほんとうですか!?」
ガバッと起き上がって健くんの方に体ごと顔を向ける
「本当。でも、そのかわり俺と取引ね 」
「取引?」
また嫌な予感しかしないんですけど…
「今日はここに泊まること。それと明日1日、坂本くんにプレゼントしてあげてよ」
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かあ(プロフ) - はじめまして！どっぷりはハマってます！更新楽しみにしてますね！ (2018年7月6日 10時) (
レス) id: 1f1c086ba0 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - ふうたさんのペースで全然大丈夫です！ (2016年11月6日 0時) (レス) id: d8cec6db0b (このIDを非表示/違反報告)
ふうた(プロフ) - 鈴さん» 更新のろのろしてますが…>_<… ありがとうございます！ (2016年11月5日 22時) (レス) id: d38c76b06b (このIDを非表示/違反報告)
ふうた(プロフ) - イルミナさん» 嬉しいですありがとうございます…!! (2016年10月31日 23時) (レス) id: d38c76b06b (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 続き楽しみにしてました！これからも応援してます！！ (2016年10月29日 21時) (レス) id: d8cec6db0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふうた | 作成日時：2016年5月27日 23時
