私が恋をしたのは……【3】 (ページ48)

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ロードサイド兵「……っ」

…っ、こうしている間にもタイガは危険に晒されてる

それに、ここにいる皆のことを殺すために
オブジェクトの兵が追って来てるはず……！

「今、ジェシーたちが兵を連れてここに向かってるんです」

ロードサイド兵「そ、それは本当ですか……っ？」

「はい！王城までいかずとも合流出来るはずです
だからそこまでどうか逃げ切ってください……！」

ホクト「…もしタイガが死んでいた場合、
あんたたちだけが真実を語ることが出来る証人だ」

ホクト「1人でも多く、生き残り真実を語るんだ
……行って」

ホクト様の言葉を重く受け止めるような表情を浮かべ
敬礼すると兵たちは全速力で馬を走らせていく。

すると、遠くにオブジェクトのものと思われる旗が
はためいているのが見えた。

「……っ、道を塞がれてる」

ホクト「…なら塞がれてない獣道を行くだけ」

え……っ？