やりきれない面倒くささ ページ24
フウカside
――――バンっ、バンっ…
何の音だと思う？
…あたしの心臓の音。
大きな太鼓が耳元で鳴らされてるようなそんな感じ。
言っちゃった。ずっと隠してようと思ったのになぁ。
…でも心残りはない。
なんかすっきりした。
今まで考えすぎてたからかな、チトセの事。
…あたしそんなに考えてたんだ。
と。
「……ゴメン、今何て？」
一瞬で覚めた気持ちになる。
…今この人…いや、コイツ何て…？
あたしが聞きたい。
まさかとは思うけど。
フ「…聞いてなかったの？」
もっと違う反応だと思ってた。
―――「ゴメン、お前の気持ちには答えてやれない」とか。(マンガ)
―――「ありがたいけど、そういう目でお前を見たことない」とか(マンガ)
いや、分かってるけどさ。そんなの二次元に過ぎないってことは…っ！
でも…コイツの場合は…。
チ「聞いてなかった…というか…聞こえなかった？」
『そもそも聞いていない』。
こんなの、二次元でもない事実。
そうとなれば、もう怒りしか湧かない。
それには首を傾げるチトセの無神経さにますます腹が立つ。
ブッツンっと頭の中の糸が派手＆豪快に裂けていって。
くっそーっ！あたしがどんな思いで『告白』という壁を乗り越えたと持ってんだっ！
あたしの全力の頑張りを返してよっ！
とりあえず…。
フ「どーーして、人の話を聞いてないのよーーーっ！」
…周りのざわめきに負けないくらいの大声でチトセを罵った。
さっきまで胸を痛めてたあたしがバカだったみたい。
フ「女たらし、色男、仮面王子、マザコン、女たらし、色男、仮面王子…。」
チ「やめろよ。さっきからブツブツ…何言ってるのかと思ったら俺の悪口か。」
フ「ったり前じゃん。」
あたしの勇気を返して。
そう言おうとして口を開いて、やめた。
これ言ったらもう一回告白しないといけなくなるかもしんない。
嫌だよ誰があんな女たらしに告白しますか。
二度と言ってやるもんかっ！
フ「も、戻るよっ！」
チ「…はぁ。」
フ「いちいちため息吐かない変なことになったらどーしてくれるのさっ！」
チ「もう変なことになっているようなもんだろ…。」
こんな感じでケンカして、たまに優しくて、ちょっと近いこの関係。
近すぎるより遠すぎるよりよっぽどいい。
…聞こえなくてよかったのカモ。
走りながらちょっとホッとした。
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ケイ(プロフ) - リンゴジュースさん» 私はバッチリチトフウ派ですっ！でも、最近カイフウも良いかなって思い始めました(笑) (2020年4月3日 6時) (
レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴジュース - これってチトフウですよね？ところで、ケイさんは何フウ派ですか？私はカイフウ派です。 (2020年4月2日 23時) (レス) id: 7ba3f40de7 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - リンゴジュースさん» そんなにっ！？(笑)嬉しすぎて頬がにやけます。。(←ヤバい奴です) ありがとーございます♪ (2020年3月31日 15時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴジュース - なんど読んでも、面白い！凄すぎる (2020年3月31日 15時) (レス) id: 7ba3f40de7 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - のんのんさん» いやぁありがとうございました！のんのんさんの言葉、すっごく心に染みてましたよ〜〜 嬉しかったです。良ければ友達なりませんかっ？ (2020年3月31日 9時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/snow17111/
作成日時：2020年3月17日 18時
